出典:©殆ど死んでいる・KADOKAWA刊/異世界おじさん製作委員会 ©SEGA
本日は実際に視聴したアニメの中から、おすすめの異世界ファンタジー作品をなるべくネタバレせずにご紹介します。概要を伝えるため多少語る部分もあるかもしれませんが核心には触れないよう心掛けております。
話数や製作年、OVAの有無など補足情報も簡潔にまとめてます。
また、原作がある作品でもコメントは基本的にアニメ版に準じています、記載する作品には賛否両論あるかと存じますが、ひとつでもお気に召すものがあれば幸いです
《大人向けファンタジー》おすすめの異世界転生アニメ
出典:©2016 十文字青・オーバーラップ/灰と幻想のグリムガル製作委員会
今回は異世界ファンタジー系アニメに限定していくつかピックアップしました。
はじめにお伝えしておきますと選定にはいつもよりも厳しい基準を設けました。
世間では高い評価を得ていたり人気の作品であっても除外しております。しかしこれはあくまで私個人の感想に基づいていますので予めご了承ください。
また、ここで言う”大人向け”というのは成人向け作品という意味ではなく大人が見ても楽しめるファンタジーという意味です。アニメ視聴歴が長いユーザー目線で考えました。
“異世界もの”はここ数年で大量にその数を増やしました。
もはやひとつのジャンルとして確立されたといっても良いでしょう。
そのため完成度には大きなバラつきがあり、時間が限られるユーザーはどの作品を視聴すべきか迷ってしまうかと思います。
そのような背景からページ後半では「面白くなかった」タイトルを選別しリスト化しましたので最後までお付き合いいただければと思います。
記載はランキング形式ではなく順不同になります。
ご理解いただけましたら、以下へお進みください
異世界おじさん
©殆ど死んでいる・KADOKAWA刊/異世界おじさん製作委員会 ©SEGA
提供元:amazon
作品情報
■異世界おじさん(いせかいおじさん)
■2022年製作
■全13話(1話約24分)
あらすじ
2017年秋――。17歳のときにトラックにはねられ、それから17年の間ずっと昏睡状態だった叔父が目覚めた。病室を訪れた甥のたかふみが目にしたのは、意味不明な言葉をつぶやき、異世界「グランバハマル」から帰ってきたと話す叔父の姿だった。……叔父さんは、頭がおかしくなっていた。絶句するたかふみだったが、おじさんは異世界にいた証拠を見せると言って魔法を使う。おじさんの力を金にかえて食っていこうと心に決めたたかふみは、身寄りのない彼を引き取りルームシェアを始めることに。
参照:dアニメストアより引用
ここ数年でテンプレート化していた「異世界モノ」を土台にしたコメディ作品です。
本作の舞台は我々が知る現実世界ともリンクしておりYouTubeやSEGAなどが伏せられることなく登場します。
開幕から斬新な手法として異世界へ旅立つのではなく異世界から帰って来たという点だけでも視聴者を引き込みます。そして、帰って来たということは異世界の住人たちとはもう会えないという事実が根底にあります。それらを意識しながら見ると単なるコメディとはまた違った魅力に気づきます。
ギャグコメの面白さの他、本作の突出した要素としてはファンタジー美少女たちの人間味あふれる可愛らしさにあると感じました。ヒロインの可愛らしさとは何か、その答えがこのアニメにはあります。
端的に言えばとても可愛い、それに尽きます。
最初に申し上げますと登場する女性陣はいわゆるちょろいヒロインです。ですが、主人公の性格、展開、演出、作画、声優さんの演技力が組み合わさることで細かい事は全く気にならないクオリティに仕上がっています。
主人公(おじさん)の性格についてですが、ラブコメでは一時期大量に発生した難聴系主人公とはまた別のベクトルで展開を切り替えるのが秀逸でした。おじさんは言ってみれば空気が読めない主人公です。これを一般的な作品に当てはめると不人気の要素にしかならないのですが、本作ではヒロイン攻略の正規ルートが確定しているにもかかわらず、常識では理解不能な空気を読まない選択でそのフラグを片っ端から叩き壊していきます。その躊躇のなさは逆に清々しいほどで、それが新たなラブコメ像を演出することに一役買っています。
キャストに賛否両論あるかと思いますが個人的にはこの上ない布陣と言えます。
ベテラン声優で固められていますがパロディネタの多くが30代以上をターゲットにしているため刺さるユーザーには徹底的に刺さるメンバーです。
おじさんを演じる子安武人氏は元々イケメンから変人まで演じ分ける実力派声優ですので二面性のあるおじさんを演じるにあたってこの方以上の人物はいないでしょう。さらにその相方が同じく実力派、ツッコミ役の経験も豊富な福山潤氏ということで最強のタッグと言って良いかと思います。
2022年にアニメ化された作品の中でもトップレベルだと思いますので今回オススメしたい作品となりました。余談ですが個人的に2022年でもっとも良かったタイトルには『ぼっち・ざ・ろっく!』を挙げます。ジャンルは今回とまったく関係ないですが参考にしてみてください。
異世界おじさんはamazonで1話のみ無料で視聴できます(2023年1月時点)。
以下は公式PVです
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盾の勇者の成り上がり
©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会
提供元:amazon
作品情報
■盾の勇者の成り上がり(たてのゆうしゃのなりあがり)
■2019年製作
■全25話(1話約24分)
あらすじ
ごく平凡なオタク大学生・岩谷尚文は、図書館で出会った1冊の本に導かれ異世界へと召喚されてしまう。与えられた使命は、剣、槍、弓、盾をまとう四聖勇者の一人「盾の勇者」として、世界に混沌をもたらす災い「波」を振り払うこと。大冒険に胸を膨らませ、仲間とともに旅立った尚文。ところが、出発から数日目にして裏切りに遭い、金も立場もすべて失ってしまう
参照:dアニメストアより引用
異世界モノの中でも召喚されるタイプに分類されます。
召喚される作品では大抵、最強の力を得ていたり序盤から急成長する展開がテンプレと化していますが本作ではそのようなことはありません。それどころか登場人物の中でもっとも不遇とされる”盾使い”として戦うことを余儀なくされます。
プロローグは長く、個人的には4話以降が本当の始まりだと思います。
さらに1話のみ50分の拡大版として制作されています。秀逸なのはこれだけ長いプロローグにもかかわらず制作陣のこだわりや演出は素晴らしく、飽きさせることなく、むしろ視聴者の心をつよく揺さぶる構成です。
4話までをプロローグとして区切った理由は主人公の心境の変化に起因するものです。
ファンタジーな異世界に心躍らせ、盾の勇者としての洗礼を受け、やがて眼前に広がる真実の世界を認識する、一連の流れが完璧に演出されていました。ヒロインとは何かを本当の意味で教えてくれる作品です。
同じ「小説家になろう」出身の作品では『Re:ゼロから始める異世界生活』の方が知名度や反響が大きい印象がありますが、私は盾の勇者に1票を捧げます。
2022年には第2期が全12話放送された他、すでに第3期も制作中の旬のアニメです。
ちなみに2期も全話視聴しましたがこちらは好みがはっきりわかれるかもしれません。
個人的な感想になりますが1期と比べると作りがかなり雑な印象を受けました。
仮に3期も同様のクオリティであれば他人に勧める際には「2期以降は見なくてもいい」と付け加えると思います。
3期で巻き返してくれることを願っております。
以下は1期の公式PVです
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また、件のリゼロはループもの特集で取り上げていますので興味がありましたら併せてご覧ください
灰と幻想のグリムガル
©2016 十文字青・オーバーラップ/灰と幻想のグリムガル製作委員会
提供元:amazon
作品情報
■灰と幻想のグリムガル(はいとげんそうのグリムガル)
■2016年製作
■全12話(1話約24分)
あらすじ
目が覚めると、ハルヒロは暗闇の中にいた。ここがどこなのか、なぜここにいるのか、そしてどこから来たのかもわからないまま。周りには自分と同じ境遇らしき数名の男女。彼らとともに暗闇から踏み出した先には見たことのない世界、「グリムガル」が広がっていた……。記憶も、お金も、特別な力も何もない――僕たちが手に入れた現実
参照:dアニメストアより引用
仮定にはなりますが、おそらく異世界召喚ものです。
というのは本編では明かされていないためです。
一般的な異世界ものであれば「盾の勇者」でも述べたように何かしら優遇されていることが多いですが本作ではそのようなことはありません。何もない状態から始まり、強さへの近道もなく自分たちの無力さを痛感しながら困難に立ち向かっていくリアル志向の作品です。その地道さは先ほどご紹介した盾の勇者をも超えています。
いわゆる”俺TUEEE”や”主人公最強”の爽快感を求めるユーザーにはまったくオススメできません。
ですが緊迫感のある命のやりとりや生き抜くためのサバイバルを求める方にはこれ以上の作品は思いつきません。
余談ですが命がけのサバイバル作品としては転生ものではありませんが「BTOOOM!」が面白かったのを覚えています。
2期の情報は今のところありませんが、原作のストックや製品版の売り上げ枚数から推察すると可能性は決して低くはないと考えてます。
amazonでは1話のみ無料で視聴できます(2023年1月時点)。
以下は公式PVです
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幼女戦記
提供元:amazon
作品情報
■幼女戦記(ようじょせんき 英:The Saga of Tanya the Evil)
■2017年製作
■全13話+劇場版(1話約24分)
あらすじ
統一暦1923年6月。金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は何事もなく無事に終わるはずだった。しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。
参照:dアニメストアより引用
女体化枠からはこちらの作品をピックアップしました。
プロローグは「死んで転生」と王道ではありますが、”意味もなくトラックに轢かれて”などという安直なものではなく根拠あるストーリーです。それはその後の展開にも生かされこれだけでも他とは抜きん出ていると判断できました。
世間での評価も高く2019年には『劇場版 幼女戦記』が公開された他、2021年には閑話『砂漠のパスタ大作戦』が放送。また、第2期『幼女戦記II』の製作が決定しています。
amazonでは1話のみ無料で視聴できます(2023年1月時点)。
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他の女体化枠としてはコメディですが『異世界美少女受肉おじさんと』が挙がります。参考にしてみてください
慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~
提供元:amazon
作品情報
■慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~(しんちょうゆうしゃ このゆうしゃがおれツエーくせにしんちょうすぎる)
■2019年製作
■全12話(1話約24分)
あらすじ
超ハードモードな世界の救済を担当することになった女神リスタ。チート級ステータスを持つ勇者・聖哉の召喚に成功したが、彼はありえないほど慎重で……?「鎧を三つ貰おう。着る用。スぺア。そしてスペアが無くなった時のスペアだ」異常なまでのストック確保だけに留まらず、レベルMAXになるまで自室に篭もり筋トレをし、スライム相手にも全力で挑むほど用心深かった!そんな勇者と彼に振り回されまくる女神の異世界救済劇、はじまる!
参照:dアニメストアより引用
一風変わった異世界転生モノです。
数ある異世界モノの中でも良作に分類されるものだと認識しています。
まずゲーム概念を軸としたこの種のジャンルでは大抵、敵を倒して得た経験値で強くなっていくというのが王道です。ですが本作の勇者は慎重すぎる性格ゆえに敵と戦おうとせずひたすら筋トレなどのトレーニングでレベルをカンストするという異端ぶりです。
ここまでの説明を聞けば、作品タイトルや絵柄からよくあるギャグコメと判断されると思いますがストーリーの背景には非常にシリアスな本質が隠されています。
ちりばめられた伏線はアニメ内でしっかりと明かされるので是非、最終話まで見ていただきたい作品です。
1話のみですがamazonで無料視聴できます(2023年1月時点)。
以下は公式PVです
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ノーゲーム・ノーライフ
(C)2014 榎宮祐・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/ノーゲーム・ノーライフ全権代理委員会
提供元:amazon
作品情報
■ノーゲーム・ノーライフ
■2014年製作
■全12話(1話約24分)
あらすじ
ニートでヒキコモリ……だがネット上では「 」(くうはく)の名で無敗を誇る天才ゲーマー兄妹・空(そら)と白(しろ)。ただの都市伝説とまで言われるほどの常識外れな腕前を持った空と白の前に、ある日“神”を名乗る少年・テトが現れる。テトはリアルをクソゲーと呼ぶ空と白の二人を異世界へと召喚してしまう。
参照:dアニメストアより引用
【十の盟約】に縛られた異世界で繰り広げられる最弱からの成り上がり作品です。
タイトルに『ゲーム』と含まれますが内容はMMO系ではなく頭脳戦を生かした知的な展開が楽しめます。
対戦は少々強引だったり、イカサマじみた展開も見受けられますが演出や構成は素晴らしいものでした。多彩なパロディやお色気シーンなどバラエティー豊かで最終話まで飽きることなく完走できます。(パロディの元ネタは私が知る限りでも逆転裁判、ジブリ系、ジョジョ、氷菓、コナン、Fate、ルー大柴など多種多様です)
また、2017年に公開された映画『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』では、本編より6000年前の【十の盟約】が生まれた経緯が描かれます。7話でステフが口にした人類史最大の謎とされる人類種(イマニティ)が生き残った理由が明かされます。
映画ではシリアスな描写が多いですが終盤に進むにつれTVアニメ本編ともリンクしていき、すべてが繋がった時には感慨深い余韻に浸れることでしょう。ネタバレを控えるために感想はあまり語れませんが、視聴後にはお色気担当だと思っていたステフの見方が良い意味で変わりました。
残念ながら続編の情報はありませんが公式は現在でも稼働しています。
1話のみamazonで無料で公開されています(2023年2月時点)。
以下は公式PVです
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本作のような頭脳戦に興味がありましたらこちらも併せてご覧ください
この素晴らしい世界に祝福を!
©2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
提供元:amazon
作品情報
■この素晴らしい世界に祝福を!(このすばらしいせかいにしゅくふくを)
■2016年製作
■全10話(1話約24分)+OVA
あらすじ
ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)の人生は、交通事故(!?)によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。
参照:dアニメストアより引用
略称は「このすば」。
異世界を舞台としたギャグコメ枠では覇権を握っている作品と認識しています。
本作の魅力は欲望に忠実でもどこか恨めない主人公と、絶世の美少女でありながらも残念なヒロインたちによる破天荒な日常です。残念系という意味では別作品である『僕は友達が少ない』が好きだったユーザーには刺さるかもしれません。
また、このすば原作者による『旗揚!けものみち』も異世界モノながら気軽に視聴できる良作です。
同シリーズ一覧を以下にまとめます
- 第1期『この素晴らしい世界に祝福を!』2016年製作・全10話
- 第2期『この素晴らしい世界に祝福を!2』2017年製作・全10話
- OVA1『この素晴らしいチョーカーに祝福を!』1期11話を映像化
- OVA2『この素晴らしい芸術に祝福を!』2期11話を映像化
- 映画『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』2019年製作
また、2021年7月には第3期となる新作アニメの制作が発表された他、2023年4月には『この素晴らしい世界に爆焔を!』が放送予定です。
新作の続報については公式Twitterをご覧ください
本作のようなギャグ・コメディに興味がありましたらこちらも参考にしてみてください
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
提供元:amazon
作品情報
■GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(ゲート じえいたい かのちにて かくたたかえり)
■2015年製作
■全24話(1話約24分)
あらすじ
8月某日 東京 いつもと変わらないはずだったその日。東京・銀座に異世界への「門(ゲート)」が忽然と現われた。門から続々となだれ込んでくるモンスターの軍勢を撃退した陸上自衛隊は、門の向こう側の「特地」に進出。現地住民との接触を開始する。第三偵察隊を率いるオタク自衛官・伊丹二等陸尉は、「特地」を探索中に巨大な炎龍が集落を襲う場面に遭遇。生き残ったエルフの美少女を助けたことで、異世界の住民たちと交流を深めていく――。
参照:dアニメストアより引用
東京に異世界への門が出現するファンタジー作品です。
本編では現実味のある展開が描かれ、門を通して異世界へ自衛隊を派遣するというのが大筋となってます。
自衛隊が使用する現代兵器は異世界を圧倒するチート級の力として登場します。ですが、ご存じの通り自衛隊は私的に動かすことは出来ず多くの制約を受けます。その条件が不規則に働き本作に深みを与えています。
現実のルールに則っているため一見すると堅苦しいイメージを受けますが個性豊かな美少女たちが雰囲気を和らげ、丁寧に描かれた人間ドラマも魅力のひとつです。
類似作品としては昭和の日本映画『戦国自衛隊』が挙がりますが異世界ファンタジー要素が加わったことでそのストーリーは大きく異なります。GATEは平成に制作されたものですが演出や映像の完成度も高く令和に見ても他に引けを取らない名作です。
アニメは2クール全24話が製作されました。
前日譚を含めた続編の発表はありませんが、その人気から映像化を望むユーザーは少なくないと思います。
以下は公式PVです
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便利屋斎藤さん、異世界に行く
© 一智和智・ KADOKAWA 刊/「便利屋斎藤さん、異世界に行く」製作委員会
提供元:amazon
作品情報
■便利屋斎藤さん、異世界に行く(べんりやさいとうさん、いせかいにいく)
■2023年製作
■全12話(1話約24分)
あらすじ
今までの人生、ずっと平々凡々と生きてきた。運動も、勉強も、そこそこ。決して一番になれない普通の人間……それが、斎藤さん。職業”便利屋”の斎藤さんは、ある日、異世界に転生する。そこで出会ったのは、強く美しいツンデレ戦士。ラエルザ。呪文を忘れる最強魔法使い。で、エロじじいのモーロック。姿はかわいいが守銭奴の妖精。ラファンパン。
参照:dアニメストアより引用
題材としては一般的な異世界召喚を軸としたコメディ作品です。
本作の魅力はキャラクターとエピソードが突出して秀でています。
加えて戦闘シーンを含めた作画もとても良かったのですが、欠点ともいえる懸念材料が含まれますので事前にお伝えします。
まず視聴して誰もが違和感を覚えるのは構成です。
本作は30分枠のアニメですが数分程度のショートストーリーが場面や時系列、登場人物も異なる断片的なエピソードが細切れにされた状態で淡々と映されます。それが序盤だけなら良かったのですが結論から申し上げますと3話までこのテンポが続き、4話でようやく一般的な30分枠アニメの流れになります。
雑に編集されたような継ぎ接ぎ状の本編に嫌悪感を抱いて途中で離脱するユーザーは少なからずいると思います。私は原作はまだ見ていないのですが、中身が良作であるために仮に原作に忠実であったとしてもアニメ版では上手く再構成してくれたらと思ってしまうのです。
勝手なイメージですが2クール分の展開を1クールで収めたような印象を持ちました。
そしてこれは個人的な感想になります。
本作ではテロップ(字幕)を多用する傾向にあるのですが、序盤のギャグパートで字幕と効果音を使ったことで視聴者にはある種の笑いの型のような固定観念が植えつけられます。その基盤がある状態でシリアスシーンにおいても全く同じ字幕と効果音を使うことで緊張感や感動を壊している節があるのが少し残念でした。
しかし先述したようにキャラクターは魅力的でエピソードはどれも非常に良かったです。
小学生が喜びそうな下ネタがあるかと思えば素晴らしい物語に感動もさせてくれます。申し上げた欠点を許容できるのであればとても良作です。インド映画のようなエンディングは狙いがよくわからなかったですが、終わってみれば多くの人に受け入れられる作品だと思いました。
amazonでは1話のみ無料で視聴できます(2023年3月時点)。
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はたらく魔王さま!
(C)和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project
提供元:amazon
作品情報
■はたらく魔王さま!(はたらくまおうさま)
■2013年製作
■全13話(1話約24分)
あらすじ
勇者に敗れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京にやってきた魔王サタンが、日本経済の荒波にもまれながらフリーターとして働く庶民派ファンタジー。魔王を追って日本にやってきた勇者エミリアもまた、テレアポとして生計を立てている。魔王と勇者でありながら、額に汗して働く二人が東京で再会することになり――
参照:dアニメストアより引用
異世界に向かうのではなく、異世界から我々の社会に飛ばされてきた魔王と勇者の物語です。
表向きにはギャグコメ色の強い作風ですが、その根幹には真面目な人間ドラマを含みます。原作はもちろんのことながら映像作品としての演出や構成も秀逸で冒頭から視聴者を引き込みます。ギャグとシリアスの絶妙なバランス感であっという間に最終話まで見てしまうでしょう。
世間での評価は高く「屈指の傑作」と賞するライターもいるほどです。もう10年近く前の作品ですがこの魅力は現代にも通用するものだと思います。
非常にうれしいことに2022年には約9年ぶりに全12話の第2期が放送され、ファンに限らず制作に携わったキャストからも歓喜の声が聞かれました。2023年には2期の第二部が放送予定です。
正直な話をすれば2期はアニメとしてのクオリティが落ちています。
1期の出来が良すぎた為にどうしても比較してしまいがちですがファンであれば映像化された続編を見ない選択肢はないでしょう。何より9年のブランクを感じさせない声優陣には驚きました。1期、2期を聞き比べても違和感がありませんでした
以下は1期のPVになります
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Re:CREATORS
提供元:amazon
作品情報
■Re:CREATORS(レクリエイターズ)
■2017年製作
■全22話(1話約24分)
あらすじ
クリエイターになることを夢見る高校生、水篠颯太の目の前に、アニメ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』のヒロイン、セレジア・ユピティリアが現れる。颯太は、セレジアと彼女を現実世界に現界させた軍服の姫君の戦いに巻き込まれるが、同様に現界させられたゲーム『追憶のアヴァルケン』のキャラクター、メテオラ・エスターライヒの介入によって事なきを得る。
参照:Wikipediaより引用
前述した「はたらく魔王さま!」と同じく異世界の存在が現世へやってくるという系統です。
設定、作画、構成などパラメーターは総じて高いです。
戦闘シーンはかっこいいですし、胸が熱くなるような展開は澤野弘之氏のかっこいい音楽がさらに盛り上げてくれました。
この作品の評価は賛否が大きく分かれます。
終盤にかけて失速してしまった印象は確かに否めませんが、それを差し引いても面白かったです。
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私、能力は平均値でって言ったよね!
©FUNA・亜方逸樹/アース・スター エンターテイメント/のうきん製作委員会
提供元:amazon
作品情報
■私、能力は平均値でって言ったよね!(わたし のうりょくはへいきんちでっていったよね)
■2019年製作
■全12話(1話約24分)
あらすじ
人よりちょっとだけ「できる子」だったため、孤独で思うように生きられなかった女子高生・栗原海里(くりはら みさと) とある事故をきっかけに、異世界へ転生することになった彼女は普通に友達をつくって、普通の生活を送りたい ― そう願って、神様にひとつお願いをする。
「能力は、その世界の平均値でお願いします!」
参照:dアニメストアより引用
女性主人公の異世界転生ものです。
本作は女の子たち4人の友情が魅力的で、キャラクターデザインと内面の掘り下げが優秀でした。
主人公最強系に見られる良くない例として、主人公以外が空気のような扱いになっている場合が多いのですが本作では友人たちも主役と肩を並べて活躍するほか、心理描写も丁寧に行われていました。
世界観としては殺人などが横行しているシリアスな設定ですが、全編を通して随所に散りばめられたパロディネタと生き生きとしたヒロインたちが殺伐とした空気を払拭してくれます。
何よりも彼女たちの笑顔が素敵で、それだけで視聴できました。
欠点としてはアクションやバトルシーン、クリーチャーデザインには期待できません。あくまで女の子たちを愛でる作品としてお楽しみください。
以下、公式PVです
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異世界薬局
©2022 高山理図/MFブックス/「異世界薬局」製作委員会
提供元:amazon
作品情報
■異世界薬局(いせかいやっきょく)
■2022年製作
■全12話(1話約24分)
あらすじ
現代日本の薬学研究者であった薬谷 完治は目を覚ますと、宮廷薬師の名家ド・メディシス家の息子、ファルマ・ド・メディシスとして転生していた。ファルマは間違った治療法や薬の調合、医療行為と呼べない呪術やまじないが横行するこの世界の医療に絶望する。
参照:dアニメストアより引用
現代医学を活用した作品です。
登場する病は有名なものが多く特別な知識がなくとも楽しめます。
一連の流れはテンプレートに沿うものですが安易にハーレム要素やエロスに頼らない点は良かったです。
アニメ化された12話の構成も区切りよくまとまっています。しかし上手くまとめるために若干の駆け足感はあり、あまり登場人物たちの人間味まで描写する余裕はなかったように映りました。もう少し彼らの内面を深堀り出来ていたら良かったのですが、前述した理由から最終回を迎えても「いい話だった」という感想以上のものは感じませんでした。
それでも全体的に優しいエピソードが多いので私は気に入りました。amazonでは1話のみ無料で視聴できます(2023年1月時点)。
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オーバーロード
© 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会
提供元:amazon
作品情報
■オーバーロード
■2015年製作
■全13話(1話約24分)
あらすじ
時は2138年。一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム《ユグドラシル》はサービス終了を迎えようとしていた。プレイヤーであるモモンガも仲間と栄華を誇ったギルドで一人静かにその時を待っていた。しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見たこともない異世界が広がっていた。
参照:dアニメストアより引用
ネトゲ系の異世界モノからはオバロを選びました。
本作はモンスター側が視点のダークファンタジー作品です。襲われる側ではなく、圧倒的アドバンテージを有した襲う側の視点を楽しみたい場合にはおすすめです。ひとつ残念なのは作画コストの都合からか魔王の姿よりも身分を隠した鎧姿が多い点でしょうか。
また、近いジャンルとしては「ソードアート・オンライン」のような架空の世界もある意味で異世界と言えます。今回は除外してお送りしましたが、いずれゲームを特集したページも投稿したいと考えています。
投稿を完了しました(2023/04/15)
以下、シリーズ一覧です
- 第1期『オーバーロード』全13話(2015年製作)
- 第2期『オーバーロードII』全13話(2018年製作)
- 第3期『オーバーロードIII』全13話(2018年製作)
- 第4期『オーバーロードIV』全13話(2022年製作)
この他、2017年に公開された総集編の劇場版も前編、後編とあります。
また、『劇場版「オーバーロード」聖王国編』が現在制作進行中です(2022/09/28時点)。
この「聖王国編」は第4期7話と8話の間に当たるエピソードのようです。
公式Twitterはこちら
転生したらスライムだった件
提供元:amazon
作品情報
■転生したらスライムだった件(てんせいしたらスライムだったけん)
■2018年製作
■全25話(1話約24分)
あらすじ
サラリーマン三上悟は通り魔に刺され死亡し、気がつくと異世界に転生していた。ただし、その姿はスライムだった!リムルという新しいスライム人生を得て、さまざまな種族がうごめくこの世界に放り出され、「種族問わず楽しく暮らせる国作り」を目指すことになる――!
参照:dアニメストアより引用
誰もが知るスライムを転生先にした異世界ものです。
内容はストーリーを大きく展開しながらも登場人物たちが生き生きと描かれている点が良かったです。特筆して秀でたものがあったようには思いませんでしたが冒険や生活を追体験できるような没入感がありました。ただバトルシーンは盛り上がる要素がなかったように見受けられましたので、かっこいい戦闘を求めると物足りなさを感じるかもしれません。
主人公以外にスライムを見かけない事を疑問視する声も聞かれますが、その件に関してはスピンオフ作品「転スラ日記」で一応の補完がされています。
原作者いわく「オーバーロード」から強い影響を受けたと語られているほか、アニメ界隈ではこの作品を皮切りに”人外”に転生するものが多く映像化されていった気がします(蜘蛛、剣、骸骨等)。
amazonでは1話のみ無料で視聴できます(2023年1月時点)。
現在ではかなり大きなコンテンツに成長しており、映像作品を以下にまとめました
- 『転生したらスライムだった件』全25話(2018年製作)
- 『転生したらスライムだった件 OAD』全2話(2019年製作)
- 『転生したらスライムだった件 OADその2』全3話(2020年製作)
- 『転生したらスライムだった件 第2期』全26話(2021年製作)
- 『転生したらスライムだった件 転スラ日記』全12話(2021年製作)
- 『転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』108分(2022年製作)
この他、第3期が2024年春に放送予定となってます。
また、「コリウスの夢」全3話が2023年の秋に展開予定です。
コリウスの夢は「転生したらスライムだった件」第2期Blu-rayの特典ブックレットに収録されている小説で、TVアニメ第1期と2期の間の時系列に当たるようです。
最新情報を確認できる公式Twitter(X)はこちら
本作の主人公はとある事情から女の子のような容姿となってます。
そのような、いわゆる男の娘に興味がある方はこちらも併せていかがでしょうか
おわりに
出典:©2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
ほとんどの場合は異世界=転生とほぼ同義の状態ですが、ここでは区別せず無差別にご紹介しました。
近年のブームから異世界モノは量産され続けているためその中からアタリを発掘するのが困難な状態となってます。この選定が少しでも参考になったのなら幸いです。
異世界ジャンル自体の欠点としては完結まで描かれる作品が圧倒的に少ない点でしょう。
理由は資金面や未完の状態でアニメ化している為など様々です。
それでも紹介したラインナップには活発なコンテンツもありました。たまにでも各TVアニメ公式Twitterをチェックしてみるのも良いかもしれません。
ここでは現実世界という概念が存在する異世界召喚(転移)をメインに取り上げましたが、本当の意味での完全なる架空の世界、ハイファンタジーに関するページも作成しましたので良ければ併せてご覧ください(追記:2023/04/07)。
面白くなかった、つまらなかった作品
私はこれまでアニメの批判は意図的に避けておりました。
なぜなら世間での評価がひどい駄作であったとしてもその背景には多くの人たちが関わり、寝る間を惜しんで作業するような努力の上に成り立っているからです。ですが良作が埋もれてしまうような現状を鑑みて、それらを承知の上で「面白くなかった」「つまらなかった」作品名を記載致します。
独断と偏見で選んだ中には人気作品も含まれます。
よく聞かれる意見には「途中から面白くなる」というものがあります。それ自体には同意です。ですがここではそれらも「面白くない」として扱いました。本当に良い作品は伏線を張る段階も退屈させないよう工夫しているからです。
人によっては気分を害するコメントも含まれますのでこれより先の閲読にはご注意ください。
以下リストに限り故意に並べてます。
ナンバリングが先着であるものほどイマイチだったものです
- 「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」
- 「ありふれた職業で世界最強」
- 「異世界チート魔術師」
- 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」
- 「賢者の孫」
- 「八男って、それはないでしょう!」
- 「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」
- 「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」
- 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」
- 「異世界はスマートフォンとともに。」
- 「神達に拾われた男」
- 「陰の実力者になりたくて!」
上記は現段階で私が視聴した作品に限ります、今後も増える可能性があります。
明確な点数をつけているわけではありませんが評価するある程度の基準は設けています。
例えばハーレムを形成するのであれば根拠とセットでなければ評価を下げています。ハーレムになった理由として”人助けの結果”だとしても根拠としては弱いです。その理屈であれば男女混合のパーティーになっているはずだからです。女性に偏っているのであればそれは主人公が女好きということになるわけですが、私はそれ自体はまったく問題がないと考えています。よろしくないのは草食系をアピールしながら積極的にハーレムを形成している場合です。これではあまり主人公から良いイメージを得られません。
また、登場人物の思考回路や行動原理も見ています。
例えば異世界へ訪れたリアクションとして正しいかどうか。そして主人公の設定は読者に合わせて「オタク」だったり「陰キャ」に設定されることが多いですが、出来れば本編にも意味のある設定であってほしいと望みます。
アニメ制作陣による演出や構成も大事な項目です。
例えば「ありふれた職業で世界最強」の時系列は評価を大きく下げました。描かれる時間軸が二転三転をはるかに超え混沌と化してます。加えて同作3話では戦闘中に何の脈絡もなくヒロインが嚙みついてくるわけですが主人公は疑問を抱くことなく戦闘を続行します。非常に不自然に思いました。
「異世界はスマートフォンとともに。」の評価がそれなりに高いのは日常ラブコメとして割り切って視聴した場合の評価です。典型的なハーレムもので真新しさは一切ありません。余談ですがこちらのイセスマ、6年ぶりに2期が放送予定です。まったく予想していませんでしたので本当に驚きました(2023年4月より放送予定)。
以上のように、リストアップした作品にはそれなりの根拠があります。
しかしすべての作品を一つ一つ批評していてはあまりにも後味がよろしくありませんので「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」を例に取り上げお話しします。ネタバレを含みますのでお気を付けください。
©2021 月夜 涙・れい亜/KADOKAWA/暗殺貴族製作委員会
冒頭では主人公たちが暗殺を行うシーンが描かれます。
これは時系列では最終回よりも後のストーリーです。派手なシーンを冒頭に使うことで視聴者を引き込む意図があったのだと推察されますが結果としてこれはナンセンスとなりました、これについてはのちほどお話しします。
初老の男性がメインとなる1話、2話は面白かったです。
しかし徐々におかしな方向へと向かっていきます。個人的には4話からは最終話まで視聴するのが困難なほどでした。
“つまらない”と感じる要因はいくつかありますがそのひとつはテーマと内容の乖離でしょう。
本作では「暗殺」をモチーフにしていながらその要素は1話にしかありません。
目的は勇者の暗殺にあるのですが勇者の登場は終盤わずか3秒、12話もの長い時間をかけてプロローグしか見ていなかったような感覚に陥りました。
1期のプロット内容をざっくりと以下に要約します。
- 魔法の研究に没頭する
- ハーレムを形成する
- 化粧品で商売を成功させる
- アニメ1期のゴールとして1対1の決闘する
どうでしょうか?
この時点ですでに疑問符を浮かべる方もいるかと思います。
決闘はなんだかかっこいい印象を受けますが、それは大衆の前でさらに介添人までいるという暗殺とはかけ離れた状況です。さらに相手が暗殺ターゲットだった場合、女神が提示したルールに違反します(倒す期間が指定されている為)。つまり最大の見せ場である決闘は結果ありきで用意されたシナリオでしかないのです。結果はお分かりの通りターゲットではなかったというオチです。
ハーレムに関しても残念ながら魅力を感じませんでした。
一見すると男子の夢を体現したような状況ですが魅力を感じないのはなぜなのでしょうか? それはヒロインたちが出会った瞬間から手中に収まってしまっているからだと思います。ラブストーリーの魅力は結果よりも過程にあると考えています。気持ちのすれ違いや葛藤です。しかしこれらを省略して最初から好感度が上限値では感情の起伏が生まれず、キャラクターの魅力も生まれにくいことになります。従順なハーレムはロボットとさして変わりないでしょう。
©2021 月夜 涙・れい亜/KADOKAWA/暗殺貴族製作委員会
演出や構成にも難があり、10話のラストでは”ヒロインを暗殺する”をいうシリアスな展開に発展し、主人公の絶望した表情を写したまま次回へと進みます。
ですが思い出してみてください。
1話の冒頭でメインキャラクター全員が活躍するシーンを見せてしまっています。つまり、どこまでシリアスな展開へ運ぼうとも全員が無事であることが最初から確定してしまっているのです。
これでは緊張感は生まれませんよね。
これらの理由から、残念ながら私はこの作品に面白さを見出すことが出来ませんでした。細かな指摘をすればまだまだ語れますがここでは割愛します。
もちろんこの作品が好きだという方もいます。それを否定するつもりも、必要もありません。ここからは好みの話であり、対象に何を求めるかにもよるからです。
バトルを望んでいるのに日常系ではつまらないと感じ、その逆も同じことが言えます。
ですので冒頭にも述べましたがあくまで私個人の感想に基づいていますのでご了承ください。
批評はここまでになりますが、
他の作品たちも同じようなことが言えるものばかりです。
前述した理由からこれ以上のコメントは控えたいと思います。
長くなってしまいましたがここまでお付き合いいただきありがとうございました。日本が海外に誇れる文化だからこそ、今後も素晴らしい作品が生まれることを願っております
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人によると思うがわざわざつまらなかったって書くのは良くないんじゃないかと。その人がまだ見たことない作品で本当は面白いと感じ、好きになる作品はずだったのにあなたのせいで面白くないんだなと思って見なくなってしまう可能性があると思います。それぞれ好き嫌いがあるのは当然だと思うが嫌いな部分をわざわざ言わなくてもいいと思います。
あお様、コメントありがとうございます。
おっしゃっている内容はその通りでございます、それらご意見に対する私の考えは本文にて記載しているのでご参照して頂ければと思います