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《レビュー》砂の家-時桜(しくら) アクションフィギュア[蝸之殼]+欠点

今回は2023年9月に海外メーカー[蝸之殼スタジオ]様より発売されたアクション美少女フィギュア『砂の家-時桜(しくら)』をご紹介します。

シリーズ初となるシリコン素材を採用したぷにぷにバストが特徴ですが、それを抜きにしても歴代最大級の胸囲を有します。フェイスの出来も良くオススメのアイテムですが気になる点も見受けられましたので参考にしていただければと思います。

2023 1/12 scale action figure,Unboxing and Review.

砂の家-時桜(しくら) 1/12 完成品アクションフィギュア[蝸之殼Snail Shell]

パッケージ外観

箱は窓無しタイプです。
日本語表記で裏面にはamiamiのロゴも印字されてます。今回は箱の上側が最初から破けていたのがマイナス印象です。

 製品情報 

参考価格 14,300円(税込)
発売日  2023年8月予定 9月発売
スケール 1/12
サイズ  全高:約155mm(頭頂部まで)
素材   PVC/ABS/POM/シリコン
シリーズ 砂の家
メーカー 蝸之殼スタジオ
イラスト 一慧

オリジナルタイトル『砂の家』より、姉の時桜が登場!
何でも拳で解決しようとするおっちょこちょいだが、妹と共闘する時は自分の爆乳よりデカい両手の『噛鉄』で敵を粉砕!

amiamiより引用

 

パッケージ裏面の仕様表記

上記には写していませんが正規品かどうかを確認できるQRコードが今回も用意されていました。

 

 

セット内容

付属品一覧

本体×1
フェイスパーツ×3(微笑み・大笑い・照れ。本体装着分含む)
視線替え用ミニツール×1(さらに予備+1)
パンチンググローブ『噛鉄』×2セット(握り拳・五本指フル可動仕様)
ファイアボールクリアエフェクトパーツ×1
支柱×5(本体用支柱×1、石塊ジオラマパーツ用支柱×4)
本体用支柱延長パーツ×1
クリップ×1
砂色ジオラマ台座×1
石塊ジオラマ×4

≪あみあみ限定特典≫
アクリルフィギュアスタンド

 

フェイスパーツ3種

表情は差し替えパーツで3パターン付属します。上記写真の左から「大笑い・微笑み・照れ」で、「照れ」はアイプリントのため視線が固定ですが残りの2種についてはドールアイを内蔵した”フル可動眼球ギミック仕様”ですので目線を自由に変えられます。

海外製ではありますが、美少女フィギュアの命ともいえる顔はアニメ調でとても可愛く仕上がっています。製造元によると瞳のプリントには10色ものカラーを内包することに成功しているのだそうです。

 

フェイスパーツの説明書(拡大表示可)

ドールアイの注意事項などについては上記をご参照ください。

画像をクリックまたはタップで大きく表示できますがそれでも見にくい場合は画像をいったん保存していただき、お使いのソフトでご覧いただければと思います

 

特殊台座

今回はいつもの「収納機能付特製台座」ではなく岩肌を表現した特製スタンドが用意されています。材質はPVCでずっしりとした重みがあります。

通常の台座として使用できる他、接続部から分離してジオラマアイテムとしても活用できます(後述の説明書を参照)。

 

砂色ジオラマ台座の説明書(拡大表示可)

台座の構造は上記の通りです。

分解した場合に露出してしまうジョイント部分は、付属の「石塊ジオラマ×4」で隠すことが出来ます。また、岩石の底面には無数の3ミリ穴が用意されてますので支柱を使うことで幅広い用途に活用できます。

 

 

各部紹介

正面

オリジナルタイトル『砂の家』の姉妹より、姉の時桜(しくら)です。
性格は明るく、拳でなんでも解決できると信じている一方で妹よりも背が低いことにコンプレックスを持っています。

キャラクターデザインおよび元となったイラストを描いたのは一慧氏(@slow740)です。

材質は関節などを除き基本的にはPVCです。
鋭利な髪飾りも同様ですので折れるなどの破損リスクは最小限にとどめられていると思います。塗装ミスなども見られず、総じて精巧な作りです。

写真のように支え無しでの立位保持は可能ですがポーズを付けたり長期間のディスプレイの際には付属のスタンドを併用することをオススメします。

特筆すべきは歴代で最大級の胸囲を誇るバストです。
見た目のインパクトも大きいですがシリーズ初となるシリコン素材を使用している為、フィギュアでありながらもプニプニとした柔らかい感触が楽しめます。

以下ではそのボディについて詳しく触れます。

 

素体について

上記ではわかりやすいように胴体以外のパーツを外した様子です。

規格外のバストは後ろから見ると胴体からはみ出るほどにボリューム満点です。特に素晴らしいと感じたのは、シリコン素材とPVCという異素材のミキシングでありながら肌の色がまったく同一と言っていい点です。購入前に心配していた「胸と胴体で肌の色が違うかもしれない」という懸念は杞憂に終わりました、非常に良かったです。

本題とは逸れますがこのムチムチとしたボディラインを好むユーザーは少なくないのではないでしょうか。下着に造形されたシワやガーターベルトのようなデザインも素敵ですよね。

 

パンチンググローブ『噛鉄』(五本指フル可動仕様)

固有武器であるパンチンググローブ『噛鉄』には五本指が独立して可動する差し替えハンドパーツが付属します。これによりたった2種のハンドパーツで様々なシチュエーションを演出できます。ちなみに時桜の腕はデフォルトで噛鉄になっていますので通常のハンドパーツは付属しません。

中でも驚いたのは指の付け根だけではなく、指の第一関節、第二関節にまで軸が仕込まれていた点です。国内メーカーにも劣らない意欲作だと感じました。

しかしこの巨大な腕には欠点もあります。
これだけの体積を有しながらも素材がプラ素材ではなくPVCですのでずっしりとした重みがあります。これによりポーズによっては肩関節の保持力が耐えられない場合があります。

 

 

背面

腰まで届きそうなストレートヘアに隠れていますが背中には3ミリ軸のジョイント穴が設けられています。ここを使用することで支柱を活用できる他、付属の挟み込み式クリップを使うことも可能です。

 

アクションポーズ①

付属品を活用したポージング例です。

ファイアボールクリアエフェクトパーツ、砂色ジオラマ台座、支柱を組み合わせることでこのような炎のパンチを演出することも。

物語のワンシーンみたいでかっこいいですよね。

 

アクションポーズ②

少し別の角度から。

気を付けなければいけないのはスカート衣装に使われている黒い塗料です。ここは足の素肌に触れるので色移りのリスクがありますので予めご注意ください

 

アクションポーズ③

砂色ジオラマ台座の分割ギミックを応用すれば、このような地面を叩き割るようなシーンも演出できますね。

 

タイトスカートのキャストオフ①

スカートにはキャストオフ機構が備わっています。

見た目の露出が増える他、ポージングの可動域を広げる効果もあります。スカートの上部はリング状になっていますので、取り外すには上半身と下半身を腰関節から分離する必要があります。

 

タイトスカートのキャストオフ②

少々手間はかかりますが、衣装で見えなかった部分にも陰影にこだわったグラデーション塗装が確認できます。

 

タイトスカートのキャストオフ③

衣装を脱いだ状態でのポージング例。

 

参考資料①

仕様ではありませんが上半身の上着も脱がすことが可能です。

上記は限界まで脱衣させた状態で、バストを覆う布は完全に固定されている為に外すことは出来ません。しかし妹である『砂織(さおり)』についてはシリコン製のやわらかいバストを完全に露出することが出来ます。それは後日、新たなレビューページで触れたいと考えてます。

 

参考資料②

別の角度からのアップ。

上半身は仕様外のキャストオフなので肩関節が不自然に露出するなどの不具合が生じます。

 

おわりに

砂の家-時桜(しくら) 1/12 完成品アクションフィギュア

いかがでしたでしょうか?

美少女に巨大なロボットアームというデザインもロマンの塊ですが、実際に手にしてみるとフェイスパーツの精度、グラマラスなボディライン、シリコン素材を採用したぷにぷにバストなど期待以上の仕上がりです。肉体美をより引き立てるような衣装や、事前サンプルと大差ない製品にも満足しました。

しかし欠点がないわけではありません。

先ほども軽く触れてますが改めてまとめると、

  1. 気になる点としてはパンチンググローブ『噛鉄』の重さです。
    ここがABS樹脂など軽い素材で構成されていれば肩関節が重力に負けることもなかったかもしれません。一般的な武装と異なりデフォルトで常に装着しているものなので気になってしまいました。
  2. これは個体差かもしれませんが股関節の保持力が弱いように感じました。

レビュー中に気になった点としては以上の二点でいずれも「保持力」に関する内容です。デザインや造形には一切の文句がなく、気に入るアイテムとなりました。

今回は以上になります、

妹の『砂の家-砂織(さおり)』についても後日レビューする予定ですのでまた来ていただけると嬉しいです。また、ページ最上部にあるタグ[蝸之殼スタジオ]をクリックすると関連ページが一覧表示されますので必要に応じて活用していただければと思います。

それではここまでお付き合いいただきありがとうございました

追記:2023/10/10
妹の投稿を完了しました

《レビュー》砂の家-砂織(さおり) アクションフィギュア[蝸之殼]+キャストオフ
今回は2023年9月に海外メーカー[蝸之殼スタジオ]様より発売されたアクション美少女フィギュア『砂の家-砂織(さおり)』をご紹介します。また、キャストオフについても詳しく触れていますので参考にしてみてください

 

新作情報

同封のパンフレット

上記のパンフレットが同梱されていましたのでシェアいたします。

判明している直近の発売予定日からお伝えすると、

以上が既に予約が始まっているタイトルです。

補足としては「不化骨」のみ無可動の一般的なスケールフィギュアです。
また、「パニシング:グレイレイヴン」は2020年に日本で公開されたスマホゲームが元となっており、「正面装甲少女 ビクトリア」は太田少女氏(@Ota_yojo)のイラストが原型となってます。パンフレット以外にも新企画が予定されていますのでどの順で発売されるかは現在のところ未定です(2023/10時点)。

2023年10月2日(月)から10月3日(火)に上海新国際博覧中心で行われた『上海ワンフェス(Wonder Festival 2022-2023上海[Shanghai])』では「三猿」や「パンプキンプリンセス」、「バニーガール-Eileen」の彩色済みサンプルが公開されていましたのでこの辺りの商品化も近いかもしれませんね。

そのほかの最新情報を確認できる蝸之殻:SNAIL SHELL公式Twitter(X)はこちら

 

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