今回は2020年2月にタイトー様から登場したプライズ品、『桜ミク 描き下ろしフィギュア 2020ver.』をご紹介します。
2013年のVOCALOID『初音ミクV3』のパッケージイラストを手掛けるなど、数多くの実績を持つiXima(イクシマ)氏描き下ろしイラストを立体化した製品になります。
商品名には2020年Ver.とありますが、
大きなサクランボを模した髪飾りを起用したデザインから察するに2011年のミクパで公開された「ねんどろいどぷらす 初音ミク 桜バージョン チャーム」が原型になっていると思われます。
2020 TAITO prize figure,Unboxing and Review.
桜ミク 描き下ろしフィギュア 2020ver.
製品情報
- 発売日 2020年2月
- ブランド名 TAITO(タイトー)
- 原作名 『VOCALOID』シリーズ
- 価格 プライズ品(景品)
- 種類 全1種
- サイズ 約18cm
大好評の桜ミクフィギュアが今年も登場!
今年は iXima 先生描き下ろし!©TAITO
セット内容
- 本体
- ツインテール
- 台座
各パーツはそれぞれビニールフィルムに包まれており、プライズ品にしては丁寧な扱いです。
組み立て方に関しては、
左右のツインテールおよび台座へのジョイントの形状は各部位により異なり、正しい位置でしか固定できない(差し込めない)ためご安心ください。
スケールフィギュアでも簡素な台座も散見される中、桜を模したクリアパーツの台座です。花びらのプリントまであしらわれかなり優遇されたアイテムと言えます。
そしてもっとも驚かされたのは、
ブリスターパックで完全に守られていた点です。
一般的には外を覆う紙箱から取り出すと、簡易なダンボールに包まれて梱包されているだけなのがほとんどです。ところが今回は各パーツをフィルムで包まれ、体型に合わせられたブリスターパックで保護されていました。5000円以上するスケールフィギュアによく見られる仕様です。
少なくとも私はプライズ品で初めて見ました。
ディスプレイ
優遇されているのは台座にとどまらず、髪の毛、花びら、両手のフリルに至るまでクリアパーツが多用されています。塗装に関しても丁寧で、同じく髪の毛、花びら、両手のフリルはすべてグラデーション仕様で仕上げられています。
ペイントミスはほぼ見られず、あるとすれば個体差による影響の方が大きいと思われます。
正面、背面共にパーツの分割線は見られません。造形を生かし巧妙に隠されています。唯一、ツインテールとブーツには合わせ目が目視できました。他は特に目立ちません。
写真に向かって左側、花びらの一部に塗料跳ねが確認できますが他には見当たらず、見つける方が難しいほどです。髪飾りのサクランボは全身の中でも特に濃い色が使われています。
腰のくびれから、わき、首までのラインが美しくそこから垣間見える素肌が素晴らしいですね。
全身マット塗装であるのに対し、ブーツのみは強い光沢があります。ブーツ上部は白く円形にフチ取られ、高い塗装技術をうかがえます。
下着は白系で、驚くべきことに下着前面にはリボンの装飾があり塗装までされておりました。とても細かい仕事です。うまく撮影できませんでしたので各自ご確認お願い致します。
両手アームカバーの素材はゴム質のような軟質パーツで、触れるといとも簡単に変形するほどです。おそらく髪の毛や花びらも同様の素材だと考えられます。そのため破損リスクは低いです。
まとめ 桜ミク 描き下ろしフィギュア 2020ver.
いかがでしたでしょうか?
そこそこの数のプライズフィギュアを実際に手に取ってきましたが、こちらは間違いなく上位に食い込む仕上がりです。本体はもちろんのこと、桜モチーフの綺麗なクリア台座も良かったです。
桜ミクは通常の初音ミクほどグッズが存在しておらず、雪ミクにも知名度で劣っているためこれだけの高いクオリティであればマストアイテムと言っても過言ではありません。
ただこれはあくまでプライズフィギュアとしての評価です。主観にはなりますが3000円以上出してまで手に入れる必要はないかと思います、2000円台であれば買って損はしないでしょう。
今回は2020年版をご紹介しましたが、同メーカー様からは2021年版も登場しているので気になった方は検討してみてください。また、どちらのバージョンにもタイトーオンラインクレーン(略称:タイクレ)Ver.も存在します。仕様としては表情が笑顔になり色彩がパール塗装になっています。
レビューは以上になります、ここまでお付き合いいただきありがとうございました
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