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《ディストピア》荒廃した終末世界や文明崩壊を描くアニメおすすめ18選【ポストアポカリプス】

出典:『COPPELION』より ©井上智徳・講談社/コッペリオン製作委員会

今回は実際に視聴したアニメの中から、おすすめの終末系作品をなるべくネタバレせずにご紹介します。概要を伝えるため多少語る部分もありますが核心には触れないよう心掛けております。

話数や製作年、OVAの有無など補足情報も簡潔にまとめてます。

記載する作品には賛否両論あるかと存じますが、ひとつでもお気に召すものがあれば幸いです

荒廃した終末世界や文明崩壊後を描いたおすすめアニメ【ディストピア・ポストアポカリプス】

出典:『少女終末旅行』より ©つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

世の中には廃墟マニアという言葉が存在するくらいに、朽ち果てた建物には不思議な魅力が詰まっています。
当ページではそんな時の経過を感じる作品を中心に集めました。
また、なるべく多くの人が気に入る作品を見つけやすいよう、近未来や青春、コメディなど幅広い範囲のジャンルも含めました。

万人に好かれる作品というのはなかなか難しいもので賛否両論あるかと存じますが、ひとつでもお気に召すものがあれば幸いでございます。

紹介文はなるべくネタバレを避けるように心掛けておりますが、やむを得ず語っている部分もあります。核心に触れる内容こそは慎重に伏せておりますがご了承ください。原作がある作品でもコメントは基本的にアニメ版に準じています。

紹介はランキング形式ではなく順不同になります。

 

ご理解いただけましたら、以下へお進みください

 

少女終末旅行

©つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

提供元:amazon

 作品情報 

■少女終末旅行(しょうじょしゅうまつりょこう)

■2017年製作

■全12話(1話約24分)

あらすじ

繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が崩壊してから長い年月が過ぎた。生き物のほとんどが死に絶え、全てが終わってしまった世界。残されたのは廃墟となった巨大都市と朽ち果てた機械だけ。いつ世界は終わってしまったのか、なぜ世界は終わってしまったのか、そんなことを疑問にさえ思わなくなった終わりの世界で、ふたりぼっちになってしまった少女、チトとユーリ。ふたりは今日も延々と続く廃墟の中を、愛車ケッテンクラートに乗って、あてもなく彷徨う。

参照:dアニメストアより引用

 

タイトルの通り、終わってしまった世界を少女二人が旅するポストアポカリプス系の物語です。

現実世界を土台としているものの、舞台はそれから数千年後を描いているため風景や世界観はこの作品独自のものとなっています。非常に具体的に、詳細に描かれているので高い没入感を得られます。彼女たちの旅を追体験してみてはいかがでしょうか。

終末というシリアスな題材ながら、どことなくほのぼのとした日常系の作風で誰にでもおすすめしやすい良作です。

アニメは全6巻ある原作のうち4巻までを12話で映像化しています。

バイク(厳密には違いますが)で旅をする少女というとやはり『キノの旅』を連想してしまいますね、2003年に一度アニメ化されていますが2017年にリメイクされているのでこちらもおすすめです

 

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BLAME!

©弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局

提供元:amazon

 作品情報 

■BLAME!(ブラム)

■2017年製作

■約105分

あらすじ

過去の「感染」によって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。 都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう

参照:Prime Video

 

90年代に誕生したSF漫画の金字塔です。
前述した『少女終末旅行』には大きな影響を与え、元ネタと言っても過言ではない作品になります。

内容は機械と人類の戦いです。
このようなテーマを主軸としているタイトルは数多くありますが、本作ではこのジャンルで視聴者が期待し求めているものを余すことなく見せてくれます。

映像は敬遠されがちなCGアニメですが恐ろしいほど作り込まれており3Dモデルを使った映像作品では間違いなくトップレベルの傑作です。本作が上映されるまでにOVAなどの短編映像が製作されていますが、断片的で起承転結を成していないので劇場版がオススメです。

同作者様の作品では『シドニアの騎士』の方が知名度が高いかもしれませんが私はブラムが一番好みです。2023年には『大雪海のカイナ』の原作も担当しているようです。

また、自身が影響を受けた作品として『AKIRA』や『攻殻機動隊』、『風の谷のナウシカ』を挙げています。

 

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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

©Paradores・Aniplex/第1121小隊

提供元:amazon

 作品情報 

■ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

■2010年製作

■全12話(1話約24分)+番外編2話

あらすじ

打ち捨てられた廃墟で、迷子になった少女は、ひとりの女性兵士に出会いました。兵士の手には金色に輝くトランペット。「軍人さんになれば、トランペットが吹けるんだ!」ちょっとした勘違いをしたまま、少女は喇叭手に憧れ、軍への入隊を決意します。カナタ、15歳――。カナタが配属されたのは、セーズという街にある小さな駐留部隊・第1121小隊。物語はそんな新米兵士カナタが、セーズの街にやってくるところから始まります。その日のセーズは「水かけ祭り」の真っ最中。駐屯地を目指すカナタは、お祭り騒ぎに巻き込まれてしまって――。

参照:dアニメストアより引用

 

雰囲気や世界観はジブリを彷彿とさせるアポカリプス系の作品です。とはいえ展開や描写は異なるのでパクりという印象はまったく感じず、終始新鮮な気持ちで試聴できます。

物語は大断絶と呼ばれる戦争後、多くのテクノロジーが失われた世界を舞台としています。そこで生きる新米兵士カナタが小さな駐留部隊で送る日常を描いていますが、その中で登場人物たちの過去や滅亡の歴史などが明かされていきます。演出が巧みで感情移入しやすく、没入感の強い作風です。

ネタバレを控えるために詳しくは話しませんが、7話は特に印象深いです。その背景を知ってから見る最終回の盛り上がりは感慨深いものといえるでしょう。

社会現象のような大きな話題性はありませんでしたが私はとても気に入っている作品です。
しいて言えば本編とエンディングの落差は話題となっていましたね。オープニングもKalafina様が担当しています。加えて挿入歌の「Servante du feu」も作品に深みを与えました。

テレビ放送された12話に加え、BD&DVD第4巻には未放送の7.5話、第7巻には13話目が収録されてます。(計14話)

 

 

planetarian ~ちいさなほしのゆめ~

©VisualArt’s/Key/planetarian project

提供元:amazon

 作品情報 

■planetarian(プラネタリアン)

■2016年製作

■全5話(1話約13~25分)※それぞれ異なります

あらすじ

世界大戦後の降りやまない雨の世界。細菌兵器の影響で、人々に見捨てられた最も危険な街【封印都市】。その、デパートのプラネタリウムに、ロボットの少女がいた。彼女の名前は“ほしのゆめみ”。彼女はプラネタリウムの解説員で、1年間にたった7日間しか稼働することができない壊れかけのロボットだった。そこで彼女は、30年間いつか誰かが訪れることを信じて、1人誰もいないこの世界で待ち続けた。

参照:dアニメストアより引用

 

ポストアポカリプス系の作品です。

誰もいない廃墟と化した街で人を待ち続けるロボットにまつわる物語です。
題材としては王道で、「ギャラクシーエンジェルA/AA(3期)」の5話や「D.Gray-man」の初期にも近いエピソードがありましたがプラネタリアンはそれらの類で究極に洗練された物語です。

ご紹介した「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~」とは別に「planetarian 〜星の人〜」が同年に公開されており、さらに2021年8月25日には15周年プロジェクトのクラウドファンディングで実現した「planetarian -雪圏球-《通常版》 [Blu-ray] 」が発売予定です。

シリーズを時系列順に並べると以下のようになります

  • 『planetarian 〜雪圏球〜』2021年製作
  • 『planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜』2016年7月製作
  • 『planetarian 〜星の人〜』2016年9月製作

最新作が前日譚になるわけですが、公開順で試聴する方が物語に補正がかかって余韻に浸れると思います。

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いばらの王 -King of Thorn-

(C)YUJI IWAHARA/PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC./Team IBARA

提供元:amazon

 作品情報 

■いばらの王(いばらのおう King of Thorn.)

■2010年製作

■全1話(約110分)

あらすじ

治療法のない謎の石化病、通称『メドゥーサ』。奇病に蝕まれた世界の人々、その中から選ばれた160人は未来に可能性を託し、冷凍睡眠(コールドスリープ)についた。  しかし・・・ 眠りから目覚めた少女・カスミのその瞳に映ったのは、”いばら”に覆われ廃墟と化していた施設で、目覚めた人々を次々と襲う獰猛な”モンスター”たちの姿であった

参照:Wikipediaより引用

 

岩原裕二氏による漫画を原作とするポストアポカリプス系の劇場アニメ映画です。

映像化に伴ってアレンジや再構築が行われていますが海外では高い評価を得ている作品です。

現実味のある設定を軸にしていますが終盤はファンタジー要素の強い展開という印象でした。映像化は映画のみですが、言い換えれば110分程度で完結しますので1クールアニメよりは手に取りやすいかと思います

 

 

 

Ergo Proxy

©manglobe/NBCUniversal Entertainment/WOWOW

提供元:amazon

 作品情報 

■Ergo Proxy(エルゴプラクシー)

■2006年製作

■全23話(1話約26分)

あらすじ

人とロボットが共存し“感情を必要としない楽園”ドームシティ・ロムドで起きた謎の殺人事件を追う女性査察官リル・メイヤーは自宅のバスルームで異形の超人の襲撃に遭う。物語はやがて螺旋に織り成す謎を纏い、リルを見果てぬ外世界へと誘う

参照:dアニメストアより引用

 

先史文明が崩壊した後の世界を描いたディストピア作品です。

物語は完全な管理体制下にある都市”ロムド”で人々がオートレイヴと呼ばれるロボットとともに近未来的な生活をしているところから始まります。

偽りの日常、存在理由、種の存続、荒廃した大地と魅力的な要素をサイコサスペンスにうまく落とし込んでいました。

 

はじめにお伝えしますと人によって評価がわかれるタイトルです。

それは決して出来が悪いというわけではなく、私自身は高く評価しています。
シナリオ、演出、映像面においてもよく出来ていると思います。

一見すると無関係なエピソードであっても謎が解けてくると意味がわかり、まるでパズルのピースが合わさるかのように全体像が見えてきます。ただ難解な部分も多く一度の視聴で理解できる人は少ないと思います。それが人を選ぶ要因となり評価がわかれているようです。(Wikipediaで解説されていますので全話見た後に答え合わせをするのも有りです)

以上の理由から万人にはオススメしづらいですがディストピア系としては素晴らしい出来で、ハリウッド映画を見ているような感覚で視聴できました。

陰鬱な空気を明るくしてくれる可愛らしいマスコットキャラクターも見どころのひとつです

 

 

COPPELION

(c)井上智徳・講談社/コッペリオン製作委員会

提供元:amazon

 作品情報 

■COPPELION(コッペリオン)

■2013年製作

■全13話(1話約24分)

あらすじ

旧首都の姿は、昔の繁栄など見る影もなく荒廃していた。突如起こった事故の影響である。当時、住民の約90%が惨劇に見舞われた。

参照:dアニメストアより引用

 

ポストアポカリプス系の要素が強い物語です。

不遇の作品で、言ってしまえば原発事故により汚染された台地を舞台としているのですがアニメ化のタイミングで現実世界において「福島第一原子力発電所事故」が実際に発生。それにより放送が延期、さらに内容の改変を余儀なくされました。

具体的には「放射能汚染」を「汚染」とのみ呼称、事故が発生した年月をXX年と曖昧に改変、「原子力発電所で発生したメルトダウン」を「事故」と簡略化するなど、政治や企業に対する風刺描写も控えられることとなりました。

物語の改変こそはないものの、試聴しているとやはり不自然さは強く感じました。それはなんの予備知識のない状態で見てもそう感じるもので、その違和感を確かめるために原作を調べてその経緯を知りました。

ですので本来の魅力を発揮しきれなかった可哀そうな作品です。

とはいえ廃墟と化した街を探索する映像はたくさん見られるので「東京幻想」様の世界観や「天空の城ラピュタ」の緑化した遺跡が好きな方にはオススメできます

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PSYCHO-PASS サイコパス

(C)サイコパス製作委員会

提供元:amazon

 作品情報 

■PSYCHO-PASS サイコパス

■2012年製作

■全22話(1話約23分)+劇場版etc

あらすじ

あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。

参照:dアニメストアより引用

 

純然たるディストピア系の作品です。
その世界観から生まれたドミネーターと呼ばれる斬新な銃も話題となりました。

世の中は「シビュラシステム」に監視され、犯罪係数と呼ばれる数値化された潜在意識を常にモニタリングし犯罪者が犯罪を犯す前に社会から排除される世界を舞台としています。

先述したドミネーターは能力として人を破裂させるため、若干のグロ要素も含みます。

 

高い評価を得ている作品でシリーズ化しており、以下にまとめます。

  • 第1期『PSYCHO-PASS サイコパス』全22話(2012年製作)
  • 第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』全11話(2014年製作)
  • 第3期『PSYCHO-PASS サイコパス 3』全8話(2019年製作)
  • 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』約113分(2015年製作)
  • 映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』約60~68分(2019年製作)
    「Case.1『罪と罰』」約60分
    「Case.2『First Guardian』」約60分
    「Case.3『恩讐の彼方に__』」約68分
  • 映画『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』約134分(2020年製作)
  • 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』(2023年製作)

また、2014年には1期の作画調整や新たなカットを加えた新編集版も最終回まで放送されました。
ストーリーや展開はまったく同じですがオリジナルより洗練されているため今から追うのであれば新編集版がおすすめです。

これは個人的な感想ですが圧倒的に1期が好みです。ただ、1期だけでは補えない知識もその後に描かれているのでファンであればすべて試聴することになるかと思います。

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翠星のガルガンティア

©オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会

提供元:amazon

 作品情報 

■翠星のガルガンティア(すいせいのガルガンティア、Gargantia on the Verdurous Planet)

■2013年製作

■全13話(1話約24分)+TV未放送 2話、OVA 2話

あらすじ

人類は異形の怪生命体ヒディアーズと種の存続を賭けた戦いを続けていた。激しい戦いの最中、少年兵レドは乗機である人型機動兵器チェインバーと時空のひずみへと呑み込まれる。人工冬眠から目覚めたレドは、辺境の惑星・地球へと漂着したことを知る。表面のほぼすべてを海に覆われた地球で、人々は巨大な船団を組み、旧文明の遺物を海底からサルベージをして暮らしていた。

参照:dアニメストアより引用

 

ポストアポカリプス系の作品です。

宇宙で人類存亡を賭けて戦っていた主人公が、トラブルによって文明が劣る水没した地球へ漂着したところから物語は始まります。物語が進むにつれて明かされていく残酷な真実に見ごたえがあります。

TV放送13話に加え、未放送の14.15話がBDに収録されており、さらにメインストーリーから半年後を描くOVAが2話(~めぐる航路、遥か~ 前編・後編)が存在します(計17話)。

これらはすべて『dアニメストア for Prime Video』で視聴できることを確認しています(2021年8月時点)。

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楽園追放 -Expelled from Paradise-

©東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ

提供元:dアニメストア

 作品情報 

■楽園追放 -Expelled from Paradise-(らくえんついほう -エクスペルド フロム パラダイス-)

■2014年製作

■約104分

あらすじ

地球はナノハザードにより廃墟と化した。その後の西暦2400年、大半の人類は知能だけの電脳世界に生きていた。電脳世界に住む捜査官アンジェラは、戦闘力を誇るスーツ・アーハンを身につけ地上に初めて降り立った。そして地上調査員ディンゴと共に地上のサバイバルな世界に旅立った。

参照:dアニメストアより引用

 

ディストピア系の映画作品です。

舞台は大半の人々が地球を捨ててデータ化された仮想空間を居住地としています。

公開は2014年と年月の経過したタイトルではありますが、直近では2023年1月に作中に登場する機動外骨格スーツ「アーハン」(税込み6,800円)がプラモデルで発売されます。特徴である球体から人型への変形を再現したアイテムとなってます。

現在でも商品化される事からもその人気が窺えます

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宇宙のステルヴィア

©XEBEC・FOUNDATION II・TX

提供元:amazon

 作品情報 

■宇宙のステルヴィア(うちゅうのステルヴィア)

■2003年製作

■全26話(1話約24分)

あらすじ

宇宙に憧れている15歳の少女、片瀬志麻は、宇宙ステーション・ファウンデーションII、通称ステルヴィアで宇宙学園に入学することを決めて、一人宇宙に向けて旅立った。仲間たちとともに憧れのオーバビスマシンに搭乗し、才能を発揮する志麻。しかし、ステルヴィアは次第に惑星圏同士の駆け引きに巻き込まれていって…。

参照:dアニメストアより引用

 

今回ご紹介する中で唯一の青春ジャンルになります。

西暦2167年、強力な電磁パルスと放射線で壊滅的な被害を受けた地球を舞台とし、本編はそれから189年後となる2356年から始まります。そんな中で登場人物たちは宇宙に設立された学園で人類の生活圏を守るために葛藤する青春ドラマとなっています。

シリアスな展開もありますが、現実にも起こり得そうな未来を感じられる夢のある作品です。

 

 

新世界より

(C)貴志祐介・講談社/「新世界より」製作委員会

提供元:amazon

 作品情報 

■新世界より(しんせかいより)

■2012年製作

■全25話(1話約23分)

あらすじ

1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。

注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。町の外で先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこから1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。

参照:Wikipediaより引用

 

ディストピア系の作品です。

現実世界の1000年後を舞台としておりますが作中に現代の痕跡はほぼ無く、化学力は衰退しているようで雰囲気としては江戸時代や明治時代を連想させます。

主人公たちが12歳・14歳・26歳の時期を描いた3部に分けられ、7話までが12歳編(第一部)、16話までを14歳編(二部)、そして最終話までを26歳の第三部とした原作に忠実な構成で製作されています。

内容は重くシリアスで視聴には覚悟が必要になりますが原作は2008年、第29回日本SF大賞を受賞しています。

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直球表題ロボットアニメ

©こういうときどういう顔していいのか分からな委員会

提供元:amazon

 作品情報 

■直球表題ロボットアニメ(ちょっきゅうひょうだいロボットアニメ、STRAIGHT TITLE ROBOT ANIME)

■2013年製作

■全13話(1話約13分)

あらすじ

機動世紀8013年・・・無益な戦争を終わらせるべく、かつて人間たちが有していたという「笑い」について調査をする3体のロボット、フジイ、カトウ、モリ。果たして彼女たちは「笑い」を手に入れて戦争を終わらせることができるのか?

参照:dアニメストアより引用

 

人類絶滅後を舞台としているため選びましたが、今回ご紹介する中では圧倒的にギャグ・コメディ寄りの作風です。それでも世界観は徹底されており、人類がいなくなった世界という設定は大事にされている印象です。

こちらを紹介した理由としてはマイナー作品であるという点です。
個人的には好きなタイトルではあるのですがあまり語られることがないので挙げさせていただきました。

MMD(MikuMikuDance)で制作された15分枠のCGアニメーション作品で、感動などはありませんが心を空っぽにして見られる点が気に入っており、疲れている現代人におすすめしたい作品です。

そして2021年、

放送から約8年経過したタイミングで何故かBlu-ray Discが『「直球表題ロボットアニメ」全話いっき見ブルーレイ』のタイトルで発売されました。DVD版はないようですがAmazonですと2割ほど安くなっているようです(2021年8月時点)。

全話がディスク1枚に集約され、さらに地上波未放送話の「ジュウサンワ」「居酒屋かいぜる」が収録されているアドバンテージは大きいです。

 

以下、公式CMです

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終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

©2017枯野瑛・ue/KADOKAWA/68番島・妖精倉庫

提供元:amazon

 作品情報 

■終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

■2017年製作

■全12話(1話約24分)

あらすじ

妖精兵器と呼ばれる少女たちと生き残った準勇者との儚くそして切ない物語。地上を正体不明の怪物である〈獣〉たちに蹂躙され、人間を含む多くの種族が滅ぼされた後の世界。かろうじて生き残った種族は地上を離れ、浮遊大陸群(レグル・エレ)と呼ばれる空飛ぶ群島の上に暮らしていた。

参照:dアニメストアより引用

 

可愛らしいイラストとは裏腹にかなりシリアスな物語です。

今回ご紹介する中では一番ファンタジー色の強い作品といえます。

主人公はある事情から526年ぶりに目覚めた人物で、知り合いもいない新たな世界で生き方を模索していきます。

最新情報を確認できるTVアニメ公式Twitterはこちら

 

 

AKIRA

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

提供元:amazon

 作品情報 

■AKIRA(アキラ)

■1988年製作

■全1話(約120分)

あらすじ

2019年のネオ東京。ある夜、金田をリーダーとするバイクの一団のメンバー・鉄雄が負傷した。彼は突如現れた軍用へリでラボに運ばれ、不思議な力に覚醒する。一方、街ではゲリラたちの銃撃戦が始まる中、謎の軍用兵器「アキラ」の覚醒が予言される。

参照:dアニメストアより引用

 

1980年代に制作された不朽の名作です。amazonでの評価数も4000越えとケタ違いです。

近年でも「東京オリンピックを予言しているのでは?」などと話題になりました。

現実を舞台としつつ、新型爆弾により廃墟と化してから再建されたネオ東京ではまったく違う歴史が描かれます。

映画製作費に当時の日本アニメーション映画としては異例の10億円以上をかけ、総セル画枚数約15万枚を使用したオーパーツとも言える傑作です。

内容や画風の好き嫌いはさておき、今後アニメについて語る上では資料としても目を通しておくことをおすすめしたい作品です。

 

 

デカダンス

©DECA-DENCE PROJECT

提供元:amazon

 作品情報 

■デカダンス(DECA-DENCE)

■2020年製作

■全12話(1話約24分)

あらすじ

突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。

参照:dアニメストアより引用

 

ディストピア系の作品なのですが、一話視聴後と二話視聴後では本作に対するイメージが180度変わります。

一話視聴後に「これはこういう物語で、こういう展開になりそうだ」とある程度予測するかと思いますが、二話目にはその価値観すら一変するほどの真実が明かされます。

それはいい意味で視聴者を裏切り、最終回まで予測不可能な展開が続きます。

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人類は衰退しました

©2012 田中ロミオ、小学館/妖精社

提供元:amazon

 作品情報 

■人類は衰退しました(じんるいはすいたいしました)

■2012年製作

■全12話(1話約24分)

あらすじ

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。のんびり、ほのぼ、の……? ちょっぴり不思議でほんの少し不条理な、そんな物語のはじまりです。

参照:dアニメストアより引用

 

ポストアポカリプス系ではあるのですが、

一見したところでは童話のような、あるいはプリキュアと肩を並べてニチアサに放送していそうでもあるメルヘンチックな印象です。
ただ中身は間接的に残酷な現実を連想させるのでブラックコメディとも言えるでしょう。あくまで間接的で、実際にスプラッター的な要素は一切ありませんのでご安心ください。とはいえ首のないニワトリは出てきます。

展開は丁寧かつゆっくりと進行するので、ついうとうとしてしまうような作品です。

こちらはamazonで1話のみ0円レンタルで試聴可能です。(2023年2月時点)

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ブラック★★ロックシューター DAWN FALL

©B★RS/ブラック★★ロックシューター DAWN FALL製作委員会

提供元:amazon

 作品情報 

■ブラック★★ロックシューター DAWN FALL(ドーンフォール)

■2022年製作

■全12話(1話約24分)

西暦2062年。労働力の大幅な自動化プロジェクトの失敗後、その中核となる人工知能アルテミスが人類との戦いを選んだ末、荒廃した二十年後の地球。とある基地の地下研究施設で、ひとりの少女、エンプレスが目覚める。彼女は人類の守護者3人の生き残りのうちのひとりであった。しかし彼女には以前の記憶がない。

参照:amazonより引用

 

AI(人工知能)の反乱を描いたポストアポカリプス系の物語です。

2012年に制作された前作「ブラック★ロックシューター」は学園生活を軸とした精神世界のストーリーでしたが、今回は独立した別物として制作されています。

 

ここからは少々、厳しいコメントが含まれますので予めご了承ください。

 

正直にお伝えしますと全12話を視聴した感想として非常にがっかりした作品でした。

5段階の評価を与えるならば星2程度です。

最初に気になったのは全編を通して”下品”である点です。
登場人物たちのほとんどが「セックス」「ファック」「犯す」等を連呼します。そのようなキャラクターがひとりいる程度であればそこまで気にならないのですが皆がそのような状態ですので不快に感じるユーザーは多いでしょう。下ネタが外せない理由があるのかもしれませんが、なくても成り立ったと思います。

世界観においても作り込みに粗っぽさが目立ちました。
ひとつ例に挙げると外気は汚染されている為マスクの着用が必須なのですが、外出先での食事問題はどうクリアしているのかが描かれていません。あろうことか外で焚火をしながら道端で拾ったと思われる枝にマシュマロを突き刺して焼いていました。汚染設定はどこへいったのでしょう。

動きの多いシーンでも3Dモデルの使いまわしが目立ち、映像は綺麗でしたがアニメとしてのクオリティは高いとは言い難いです。

シナリオについても視聴者が求めているものとは乖離しているように感じます。
本作は1クール12話の尺しかないのですが、”教育機関”と呼ばれる盗賊のような組織との戦闘が多く「人類vs機械」という舞台を活用しきれていないように思いました。先述したように私は全話視聴しましたが”教育機関”以外のエピソードを見たかったです。

しかし最終回は良かったです。

エピローグから入る特殊エンディングは原作をリスペクトするものでした。視聴する際の参考にしてみてください

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まとめ おすすめの終末アニメ【ディストピア・ポストアポカリプス】

出典:『planetarian』より ©VisualArt’s/Key/planetarian project

いかがでしたでしょうか?

他にも紹介するか迷った作品には、

  • 『終わりのセラフ』
  • 『ブラック・ブレット』
  • 『ゴッドイーター』
  • 『キルラキル』
  • 『NEEDLESS』
  • 『錆喰いビスコ』

などがありました。

これらはファンタジー要素が強すぎたので今回の趣旨とは少しずれていると思い控えましたが、ご要望があればラインナップに含みたいと考えてます。その場合はコメント欄にてリクエストお願い致します。

また、ディストピアとは表裏一体の関係にある”AI(人工知能)”にフォーカスしたアニメを下記リンク先にて特集しましたので良ければお立ち寄りください(2022/12)

《AI》人工知能やアンドロイドを扱ったアニメおすすめ14選+最新作
本日は実際に視聴したアニメの中から、おすすめのAI(人工知能)をテーマとした作品をなるべくネタバレせずにご紹介します。概要を伝えるため多少語る部分もありますが核心には触れないよう心掛けております。 話数や製作年、OVAの有無など補足情報も簡潔にまとめてます

 

それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。

もしも記述に誤りがあったり、データが抜けていたりする場合はコメントにてお知らせいただけると助かります

 

 

新作アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』2023年1月 放送開始

あらすじ

西暦5012年。
突如地球へと飛来してきた<エイリアン>と、彼らが生み出した<機械生命体>により、人類は絶滅の危機に陥った。
月へと逃げのびた僅かな人類は、地球奪還のため、<アンドロイド>の兵士を用いた反攻作戦を開始。
しかし無限に増殖し続ける<機械生命体>を前に、戦いは膠着状態に陥る。
人類は最終兵器として、新型のアンドロイド<ヨルハ>部隊を地球へ派遣。
新たに地球へと派遣された<2B>は先行調査員の<9S>と合流し、任務にあたるが、その最中で、数々の不可解な現象に遭遇し……。

これは人類のために戦い続ける、命なき<アンドロイド>の物語――。

公式ページより引用

 

今回取り上げさせていただいたジャンルの最新作として個人的に気になっているタイトルになります。

概要については動画で解説されていますので試聴して頂くのが良いかと思います。
対談内容から察するにゲームと全く同じシナリオは辿らないようです。なので原作を知らない方はもちろん、知っているユーザーも予想できない展開を楽しめるのではないでしょうか。

放送は2023年1月予定です。

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新作アニメ『天国大魔境』2023年4月1日より放送開始

2024年、世界は崩壊した―。

壁に囲まれた美しい世界で暮らす子供たち。
学園長、優しい先生達・・・。そこには日々豊かで穏やかな時間が流れていた。そんなある日、トキオは “外の外に行きたいですか?”という謎のメッセージを受け取る。
「ここより外の世界があるの?」
初めて芽生えた疑問に戸惑うトキオはその出来事をきっかけとして、当たり前の日常に違和感を抱き始める――。

新作情報になります。

舞台は文明崩壊後の日本で、どのような世界を見せてくれるのか楽しみです。

2023年4月1日より各局より放送開始予定です。

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  1. より:

    あっ

  2. 匿名 より:

    『重神機パンドーラ』とかはどうでしょうか?あれもポストアポカリプスですし

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます。とても参考になります。まだ未視聴ですのでしばらく保留になりますがご了承ください

      追記:『重神機パンドーラ』を視聴しました。
      確かに終末をテーマにしておりましたが、それを理解した上で見ても怪獣と乗り物が戦う”ロボット作品”という側面が大きく映りましたので当ページでは推薦できないと判断しました。しかし貴重なご意見ありがとうございました(2023/03/20)。