《レビュー》地獄先生ぬ〜べ〜眠鬼のフィギュア+キャストオフ

本日は2023年7月にAMAKUNIブランドより立体化された１/７スケールフィギュア『地獄先生ぬ～べ～』より「眠鬼（みんき）」をご紹介します。説明書も記載していますので紛失してしまった際などにもご活用ください。

キャストオフモデルとして製品化されていますが意外にも対象年齢は15歳からとなってます。
実際に開封してみた観想として非常に良かったので最後までお付き合い頂ければと思います。

眠鬼は原作漫画にのみ登場するキャラクターでアニメには登場しません。
そのため彼女を知らないユーザーもいるかと思いますが、『ヒロイン総選挙NUB48』では総合第2位に輝くなど原作ファンには非常に人気のあるキャラクターです。

2023 AMAKUNI 1/7 scale figure,Unboxing and Review.

地獄先生ぬ～べ～眠鬼 1/7 完成品フィギュア[AMAKUNI]

地獄先生ぬ～べ～眠鬼 1/7 完成品フィギュア[AMAKUNI]

製品パッケージ外観

パッケージは窓のないシンプルな造りですが高さ約33cm、横幅23cm、奥行き19cmと大きいです。
前面には彼女が初登場で言い放った「おいお前たち、私のパンツを知らないか？」のセリフが英文で印字されてます。鬼のパンツをリスペクトした秀逸な属性で当時の読者に衝撃を与えました。
パッケージの他の面はフィギュアの写真がプリントされているだけでしたので、個人的には原作漫画のワンシーンを載せていただけたら嬉しかったです

　製品情報　

作品　　　地獄先生ぬ～べ～
キャラ名　眠鬼（みんき）
価格　　　19,800円（税10%込）
発売日　　2023年04月未定（2023年07月発売）
スケール　1/7
サイズ　　全高約25cm(頭頂部まで約23.5cm)
材質　　　PVC・ABS
造型師　　グリズリーパンダ
彩色　　　星名詠美
メーカー　AMAKUNI
対象年齢　15歳以上

©真倉翔・岡野剛／集英社・東映アニメーション

覇鬼、絶鬼の妹にして地獄からきた誇り高き女戦士こと眠鬼が登場！

抜群のボディラインは柔らかさを意識して造形。
対照的に左手や両足、角といった鬼部分については硬質感を重視し制作。
自信たっぷりな表情も徹底的にこだわり、
作中でも元気いっぱいな眠鬼のイメージを忠実に再現しました。

胸部分のパーツについては着脱可能。
さらに眠鬼といえば、の【パンツが無い状態のボディパーツ】が付属。

差し替えの微笑みパーツと組み合わせることで、可愛らしく微笑む眠鬼が再現可能です。

amiamiより引用

付属の説明書（拡大可）

二つ折りになった片面印刷の説明書が一枚同封されています。

画像はタップまたはクリックで拡大表示が可能です。

それでも見づらい場合は画像を保存していただき、お使いのソフト等でご覧いただければと思います。

【セット内容】

フィギュア本体×１
パンツが無い状態のボディパーツ×１
ブラパーツ×２（2セット分）
差し替え用フェイスパーツ×１（本体と合わせ計×２）
台座×１

表情が変えられることは予約した段階では気づきませんでしたので嬉しい誤算でした。他にもブラが外れるキャストオフ仕様など、試作品が公開された2019年には予想していなかった要素が多く加わってます。

表情の変更方法や、ブラパーツの装着方式などは上記の説明書でご確認いただければと思います

表情の差し替えパーツ

それぞれのフェイスパーツを使用した比較写真です。

写真左がパッケージにもなっている通常版、写真右が新たに追加された口を閉じた状態です。気分や好みによって表情を使い分けられる嬉しいギミックとなってます

各部紹介

正面

作中でも印象的なビキニ形状の鬼の外皮を身に纏った姿で立体化されてます。
彼女は原作漫画の中で服を着ることもあるのですが、やはりファンにとってはこの姿が一番しっくりくるのではないでしょうか。

1/7スケールですので一般的なフィギュアよりは大きな印象を受けます。しっかりとした存在感があって非常に飾り映えするアイテムです。

ポーズがいいですよね。
鬼らしい威嚇するようなポーズと、愛らしさを両立したこの姿勢を元気な笑顔でしてくれているのがとても良いと思います。

材質はPVCとABSの混合で、鬼の角など効果的に硬質パーツ（ABS）を使うことでエッジが効いており引き締まった印象を与えてくれます。基本的にはPVCで構成されていますが、珍しい仕様だと感じたのはブーツ状の脚部がすべてABS製だった点です。これにより飾っているうちに姿勢が崩れてしまうというリスクはほぼないと思います

台座について

キャラクター名がオシャレな英語表記で印字されています。
個人的には「眠鬼」の表記に馴染みがありましたので日本語でも良かったと思った点ではあります。

台座と本体を固定する支柱は、金属製の突起ですのでABS製の脚部と相まって強度は十分だと思います。

カメラの性能で写真では伝わらないのですが、一見すると黒一色に見える台座の表面には極小ラメが入ったパール調の加工が施されておりとても高級感があります。シンプルですがとても綺麗です

各部アップ①

フェイス付近を近づけて撮影。

近くで見ても塗装や造形に粗は見られません。これは肉眼でも同様でした

各部アップ②

原作漫画は90年代の作品ということもあり、作中の目元などは現在の美少女キャラクターよりも時代を感じる絵柄なのですが、そのイメージを残しつつも現在風にブラッシュアップされた今回のフェイスパーツは傑作と言って良いのではないでしょうか

各部アップ③

鬼の外皮の硬質感や重量感と、生身のグラマラスボディのギャップが眠鬼の魅力を引き立てます。
原作漫画のキャラクターが立体化し、色がつくことでよりリアルに眠鬼の存在を感じることが出来る良質フィギュアです。

首元の装飾品も細かいですが丁寧に作り込まれています

各部アップ④

胸元から下半身にかけてフォーカスしていきます

各部アップ⑤

スタイルは非常によく、バストからウエストのラインは文字通り人間離れしています

各部アップ⑥

写真でも肌のグラデーション塗装が伝わると思いますが、肉眼では写真以上に素晴らしいものですので実物を手に取ってもらいたい一品です

各部アップ⑦

右手のネイルには、繊細なピンクの塗装がされていて女の子らしさを感じるポイントのひとつになってます。些細な仕事かもしれませんが気に入っています。

頭部の構成についても工夫されており、ヘアスタイルの分け目にそってパーツ分割されているのでパーツ同士の継ぎ目が一切目立たないようになってます。フィギュアによっては1万円を超えるものでも継ぎ目がくっきりと入っている場合があるので本作は抜かりない設計だと感じました

背面

眠鬼といえば大きなツインテールがひとつのアイコンとなっていると思います。

そんな彼女のボリューミーなヘアスタイルも良く出来ていて、ひとつの塊ではなく複数のパーツで構成されています。

少しおしりを持ち上げるようなポーズですので後ろ姿も可愛らしいです

眠鬼のパンツ

本編においてもっとも重要なアイテムでもある鬼のパンツです。

ただの下着とは異なり、彼女の力や能力にも依存する重要な要素であり、これにまつわるエピソードは彼女を語る上では切り離せないものとなっています。

以下ではキャストオフ機能について触れてます。
バストトップ（乳首）の造形もしっかりと行われていますが公式販売ページでは隠されているので、おそらく購入者にのみ楽しんでほしいというメーカー様の意思を汲み取り、当ページでも隠してご紹介しますがご了承ください

キャストオフ

キャストオフ①

付属の「パンツが無い状態のボディパーツ」に差し替えることでここまで肌の露出が増えます。

写真では前述の理由から隠していますがバストトップは塗装だけでなく造形もされていました。
今回のキャストオフで秀逸だったポイントは胴体をまるごと差し替える方式だったことです。
キャストオフフィギュアの絶対的なデメリットとして衣装を脱着する際の色移りがあるのですが、ボディを二つ用意することでこの欠点を克服しています。
この方法で100パーセント防げるというわけではありませんが、色移りに対するもっとも合理的な配慮だと思います。

対象年齢が15歳からであること、そして集英社であることから予想が付いているかと思いますがパンツが無くても下半身の造形は健全ですので未成年が見ても問題ないものとなってます（推奨はしませんが）

キャストオフ②

少しアップからの撮影。

キャストオフ③

アングルを変えて。

キャストオフ④

ローアングルから。

キャストオフ⑤

「おいお前たち、私のパンツを知らないか？」

勘のいい方は既にお気づきかと思いますが、

パンツが無い状態のボディパーツにブラパーツを装着することで初登場である28巻のコスチュームを再現することも可能となってます

キャストオフ⑥

「パンツが無い状態のボディパーツ」の可愛らしいヒップです。

キャストオフ⑥

別アングルから。

キャストオフ⑦

こちらはパンツ有り状態のキャストオフです。

実はここが一番予想していなかったことで、バストのキャストオフは「パンツが無い状態のボディパーツ」にのみ搭載された機能だと思っていたのですがデフォルトボディであるこちらもブラパーツが別途で構成されています。

差し替えのフェイスパーツ、差し替えのボディパーツ、さらにブラパーツは２種ボディに対応とかなり組み合わせが豊富なフィギュアとなってます

おわりに

1:7 scale model MINKI

いかがでしたでしょうか？

普段のレビューよりも多めに撮影しましたが魅力が伝わったのなら幸いです。
間違いなく言えるのは現物は写真よりも素晴らしかったということです。ファンであれば是非とも手に取っていただきたいアイテムでした。

眠鬼の立体化はおそらく今回が初だと思いますが、既に決定版と言っても過言ではない仕上がりで良かったです。可愛さやセクシーさだけでなく、彼女の無邪気な一面も伝わってきます。

実際に開封すると「顔が違う」「サンプルと違う」などフィギュアではよくあることですが、本作に至ってはそのような不満はありませんでした。それどころか事前情報にはなかったキャストオフの実装、差し替えフェイスパーツの追加など総じて期待を上回るフィギュアでした。

事前情報自体はかなり前の段階から告知されており、電撃ホビーウェブ様のツイートから少なくとも2019年には判明していました。発売日が何度か延期されるなど約4年が経過したのち、満を持しての登場となりました。

正規の取り扱いはあみあみのみですが、7月10日時点ではまだ在庫があるようですので気になった方は検討してみてください。会員ではない場合はamazonにも出店しているので必要に応じてご活用ください（amazonをご利用になる場合は出荷元、販売元が”あみあみ amiami”であることをご確認ください）。約2万円と安くはないのですが予備にもう1体欲しいほどにいい出来でした。ファンであればマストアイテムと言っても良いでしょう。

今回は以上となります、

それではここまでお付き合いいただきありがとうございました