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《レビュー》ゲゲゲ ヒロインの森【鬼太郎6期】+全キャラ一覧

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第10話『消滅!学校の七不思議』より

今回は2019年9月に講談社様より出版されたムック本、『ゲゲゲ ヒロインの森』をご紹介します。

ゲゲゲの鬼太郎6期に登場するヒロインをフィーチャーした本誌ですが、特筆すべきは1話限りのゲストキャラや名前も与えられていない女子高生までも補完している点です。
当ページでは収録された全キャラの名簿を公開している他、この機にご紹介したいゲストキャラを数名ピックアップいたしました。

本編キャプチャーも添えながら解説しておりますのでよろしければ最後までお付き合いください

 

ゲゲゲ ヒロインの森 [鬼太郎6期]

表紙

 製品情報 

  • 価格    1,600円(税別)
  • 発売日   2019年9月
  • ページ数  96
  • 書籍サイズ 約26cm × 18cm(B5相当)
  • 出版社   講談社

©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

本書は『ゲゲゲの鬼太郎』第6期に内容を絞り、懐かしいアニメではなく現在進行系の人気アニメ作品の本となります。 ヒロインは、ねこ娘に加えて、犬山まな、アニエスの3大ヒロイン、さらに各話に登場するゲストヒロインに視点を定めて検証していきます。

 

コンテンツ一覧

描き下ろしイラストの一例

上記イラストは本の帯に印刷されていたのでご紹介させていただきました。
収録された描き下ろしイラストは全8点とされていますが、表紙も含まれているので実質7点と認識してます。その7点はすべてページを左右2ページ使用して一枚絵とする仕様です

 

◆主な目次

  • 描き下ろしイラスト8点収録
  • 3大ヒロインについて
  • ヒロイン対談
    (ねこ娘役/庄司宇芽香、犬山まな役/藤井ゆきよ)
  • サブヒロインおよびゲストキャラについて
  • スタッフインタビュー

 

目次は大きく分けて全3章から構成され、それぞれ『第一の森』『第二の森』『第三の森』といったようにゲゲゲの森に因んだ呼称がなされてます。

  1. 一章では、
    今作の3大ヒロインである犬山まや、ねこ娘、アニエスがクローズアップされ、設定画やキャラクター背景にも言及するなど登場人物単体としては一番多くのページ数が使われています。
  2. 二章では、
    主にサブヒロインについて言及され、名前すら与えられていない『女子高生』まで含めるという一風変わった構成となってます。
  3. 三章では、
    主にスタッフインタビューを取り扱い、監督を始めとする総勢10名が参加してます。
    (シリーズディレクター/小川孝治、プロデューサー/永富大地、キャラクターデザイン・総作画監督/清水空翔、シリーズ構成・脚本/大野木寛)

また、アンケート形式で数名の脚本家に回答していただいてます。
(吉野弘幸、金月龍之介、井上亜希子、伊達さん[お笑い芸人]、市川十億衛門、長谷川圭一)

※伊達さんはコントユニット「大人のカフェ」のメンバーとして脚本を担当しており、アニメ作品のシナリオに挑戦するのは本作が初めてだったそうです。鬼太郎6期では第40話のコントを扱うエピソードに関わり、本業ということもあり嬉しかったと語っております

 

メインヒロイン

『第一の森』より、ねこ娘のページ6P~7P

『第一の森』より、ねこ娘のページ8P~9P

実際の中身は上記を参照してください。
設定画に始まり、製作スタッフのこだわりなどが紹介されています。

作中で登場した様々なコスチュームの他、ここでは載せていないページでは他のキャラクターたちとの関係性にも触れられています。

 

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第18話『かわうそのウソ』より

6期において強烈なインパクトを誇るヒロイン、『ねこ娘』はモデル体型のクールビューティーとして描かれています。
そのため森に棲む妖怪でありながら、スマホやSNSを扱う様子にあまり違和感は感じません。
もしかすると、現代技術を反映させた今作の作風に合わせるために生まれた姿なのかもしれませんね。

容姿はもちろんですが、その魅力はツンデレ属性にあるのではないでしょうか。
近年においては古典的な王道ヒロインではありますが、それゆえの威力は侮れません。

中盤以降から登場する冬服も現代風で素敵なのですが、やはり美脚を堪能できる夏服が魅力的な彼女です。

 

 

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第3話『たんたん坊の妖怪城』より

人間側のメインヒロインであり、6期オリジナルキャラクターの『犬山まや』です。
ねこ娘などのインパクトが強くどうしても埋もれがちな彼女ですが、正義感が強く感情豊かで「良く出来た娘」という印象の中学一年生です。
設定にありがちな「両親が居ない」ということもなく、家族との触れ合いもしっかりと描かれてます。

 

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第10話『消滅!学校の七不思議』より

彼女の魅力はとにかく優しいこと、ではないでしょうか。

初登場時には妖怪という存在を受け入れるのに戸惑いを隠せなかった彼女ですが、人間と妖怪に分け隔てなく接する姿は聖母を彷彿とさせます。
実際にとあるエピソードではその思いやりが問題を解決へと導きました。

ちなみに人間よりも妖怪にモテる事が多いです。それも彼女の出自に関わる特性なのかもしれませんね。

 

 

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第34話『帝王バックベアード』より

最後の一人は『魔女アニエス』です。
本誌では3大ヒロインとして語られていますが、西洋妖怪編におけるゲストキャラという立ち位置です。

当初はその境遇から精神的に追い詰められていることもあり、自己中心的な振る舞いや短絡的な行動が目立っていた彼女ですが犬山まやの優しさに触れるなどして徐々にその心を開いていきます。

妖怪のため人間よりも長生きですが、落ち込んだり、寝起きが悪かったり、甘いものに誘惑されるなど精神的には全ヒロインの中でも幼い側に当てはまります。

 

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第31話『小豆洗い小豆はかり小豆婆』より

彼女の魅力は純粋さにあるのではないでしょうか。
その純粋さゆえに振り回され、周りが見えなく空回りしてしまう傾向にあるようです。

ただ、見方を変えれば根は素直な子で、
自身の過ちに気づいてからは鬼太郎たちに尽力する姿が見受けられました。
全編において健気な彼女は守ってあげたくなるような魅力を持ったヒロインです。

 

サブヒロイン

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第15話『ずんべら霊形手術』より

第二章の項目は斬新で、名前の与えられていない「女子高生(7話)」や「メイド(58話)」と言ったゲストキャラまで収録されてます。

本誌にラインナップしているヒロイン一覧は以下の通りです。
※登場回は筆者の知る限りで、抜けている場合もあります。

  1. 二口女
    (CV:永島由子 / 登場episode:3話、19話)
  2. 女子高生
    (CV:古城門志帆 / 登場episode:7話)
  3. 花子さん
    (CV:佐倉綾音 / 登場episode:10話、51話)
  4. 夢操りの鈴の少女
    (CV:かないみか / 登場episode:14話)
  5. ずんべら
    (CV:久川 綾 / 登場episode:15話)
  6. 房野きらら
    (CV:ゆかな / 登場episode:15話)
  7. 夏美
    (CV:中尾衣里 / 登場episode:23話)
  8. ろくろ首
    (CV:久川 綾 / 登場episode:23話)
  9. 石山妖子
    (CV:内田真礼 / 登場episode:24話)
  10. ゆうな
    (CV:桑島法子 / 登場episode:26話)
  11. ゆうなの母
    (CV:井上喜久子 / 登場episode:26話)
  12. カミーラ
    (CV:井澤詩織 / 登場episode:30話他)
  13. やよい
    (CV:相沢 舞 / 登場episode:33話)
  14. ゆき
    (CV:西村ちなみ / 登場episode:39話)
  15. ゆきの母
    (CV:三田ゆう子 / 登場episode:39話)
  16. 沼御前
    (CV:今野宏美 / 登場episode:39話)
  17. 小野崎美琴[クラスメイト]
    (CV:下地紫野 / 登場episode:43話)
  18. 桃山雅[クラスメイト]
    (CV:祖山桃子 / 登場episode:52話主演、25話、59話)
  19. 綾[クラスメイト]
    (CV:石橋桃 / 登場episode:46話他)
  20. 姫香[クラスメイト]
    (CV:上田瞳 / 登場episode:47話他)
  21. 岡倉ユミ[クラスメイト]
    (CV:大空直美 / 登場episode:55話)
  22. 少女メイド
    (CV:沢城みゆき / 登場episode:58話)
  23. 後神
    (CV:桑島法子 / 登場episode:59話)
  24. 辰川翔子
    (CV:恒松あゆみ / 登場episode:64話)
  25. 電池組[ニッケルカナ、マンガンアヤナ、アルカリユリコ]
    (CV:カナ役/森下由樹子、アヤナ役/古城門志帆、ユリコ役/祖山桃子・登場episode:2話、16話、58話、61話)
  26. 星華
    (CV:金元寿子 / 登場episode:63話)

 

本誌にて記述されている順に並べました。
基本的には若い話数順ですが64話と63話が逆になっているのはおそらくページ数によるレイアウトの都合です。

63話までの内容にもかかわらず総勢26名にもなりました(6期は全97話)。
この他にも度々、そのゲストヒロインにまつわるキャラクターたちも紹介されていたりします。

こうして見ると、登場人物が多いだけに声優さんが役を掛け持ちしていることがわかりますね。
そして、ゲストキャラにも惜しみなく人気の声優さんやベテラン声優さんが参加されていたりします。少女メイドを沢城みゆき様が担当しているのも面白いですね

 

以下は魅力的なサブヒロインをいくつかピックアップしました。

 

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第10話『消滅!学校の七不思議』より

鬼太郎シリーズのみならず、怪談界隈で圧倒的な知名度を誇るトイレの「花子さん」です。(CV:佐倉綾音)

6期の鬼太郎においては数ある花子さんのビジュアルで上位に君臨するほどの美少女と化しており、怖ろしい形相になるなどのホラー要素も一切ありません。

霊的な要素としては人魂が常に周囲に浮いている、肌に生気がない、といった程度です。

トイレの花子さんといえば、その名の通りトイレを住処にしたイメージが強いと思いますが初登場は混浴温泉でタオル一枚という衝撃的なデビューを果たしました。

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第10話『消滅!学校の七不思議』より(拡大可)

 

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第39話『雪女純白恋愛白書』より

こちらも鬼太郎シリーズのみならず、妖怪界隈の花形である雪女の少女「ゆき」です。(CV:西村ちなみ)

雪女は5期でも高い人気を誇る他、別の妖怪作品である「地獄先生ぬ~べ~」ではメインヒロイン役を得るなど元々美女として描かれやすいキャラクターです。
鬼太郎6期においても主役級の美少女で、恋心がわからないクールビューティーとして登場します。
性格、容姿ともに雪女らしい属性を有した魅力的な一人です。

同じく39話に登場する沼御前も、大蛇の姿にもかかわらず可愛らしい乙女の一面を披露してますので一見の価値があります。

余談ですが、
ゆき、その母、沼御前役には歴代ねこ娘の声優が担当し、この39話には6期ねこ娘も登場するため3期~6期のねこ娘が共演する回となってます。
鬼太郎シリーズはスタッフにも愛された作品であることが垣間見えますね。

 

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)第75話『九尾の狐』より

こちらも数々の創作作品に登場する有名な大妖怪、九尾の狐と名高い「玉藻前」です。(CV:田中敦子)

活躍するのは74話~75話であるため、残念ながら本誌への収録が叶わなかったのでこちらで取り上げさせていただきました。

6期においてストーリーの中核である「地獄の四将編」最後のひとりとして登場しました。
戦闘時には巨大な狐となりますが、伝承の通り普段は美女の姿をしています。

もう売っているところを見かけなくなってしまいましたが、鬼太郎ウエハース4弾では美女の姿で収録されていた点が良かったですね

 

まとめ ゲゲゲ ヒロインの森 [鬼太郎6期]

いかがでしたでしょうか?

著作権の問題で詳細な中身について多くは語れませんが、簡単な概要を解説させていただきました。

良くも悪くも女性陣にクローズアップしたファンブックと言えます。
100話近い長編アニメでありながら、6期は作画がとても綺麗なので紙媒体として手元に置いておく価値はあるかと思います。

そのゲストキャラが何話に登場するのか記載されているのでアニメを見返す際にも便利です。

そして公式による描き下ろしイラストも当然ながら可愛く、グッズに使用して欲しいほどにいい出来でした。

 

欠点

前述したように悪くもヒロインのみに着目したのが本誌であり、6期鬼太郎のよさのひとつでもある現代社会の問題を風刺的に表現するといった、メッセージ性という奥深さには触れられていない点です。

妖怪とは元来、
当時の知識では説明できなかったことを象徴する存在として人々が生み出したもので、
例えば海外から侵略してきた者がいれば「鬼」と呼び、未知の疫病が広まれば妖怪のしわざと理由づけることで対処してきた歴史があります。
ですので、鬼太郎シリーズの奥深さというのはそうした妖怪と人間の関係性にあると考えます。

とはいえ、
元々がヒロインの魅力を伝えるというコンセプトなので構成はあえて振り切っているのだと思います。
鬼太郎シリーズのファンブックとしてではなく、あくまでヒロインたちのファンブックとして買うのなら特に問題ありません。

他に挙げるとすれば価格でしょうか。
以前にご紹介したねこ娘大全は税込みでも1000円未満とお手軽に購入できましたが、こちらは税抜き1,600円と少々値が張ります。
それでも6期の公式ファンブックは本誌の他に『ねこ娘大全』と『ねずみ男大全』の3冊しか存在しないため、
公式グッズとしてのコスパは悪くはないでしょう。

 

既に放送は終了した作品ではありますが、動画配信サイトなどで扱っていることも多いので機会があればぜひ本編にも触れてみてください。

今回のレビューは以上になります、ここまでお付き合いいただきありがとうございました

 

 

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