今回は2021年8月にBANDAI様から発売された食玩、『Gフレームシリーズ』より「ブリッツガンダム」をご紹介します。説明書も載せてますので紛失してしまった際などにもご活用ください。
このシリーズは長い間、使用済み無可動フレームのロスに対する声が上がっていましたが2作前の第12弾(2021年1月発売)から不要となった無可動フレームを組み替えることでディスプレイ用の台座(スタンド)として再利用することが可能となりました。
また、同シリーズ全般における注意点としては装甲セットと骨組みセットの2種をそろえなければ完成しない点にあります。ですので単品500円の食玩ではありますが実質1000円と認識していただいて問題ありません。
機動戦士ガンダム Gフレーム14『No.7+8 ブリッツガンダム』
製品情報
シリーズ 機動戦士ガンダム Gフレーム14
メーカー希望小売価格: ¥500(税込:¥550)
発売日:2021年08月23日
対象年齢:15才以上
- フィギュア1体(全8種)
1.ブルーディスティニー1号機 アーマーセット
2.ブルーディスティニー1号機 フレームセット
3.イフリート改 アーマーセット
4.イフリート改 フレームセット
5.ジム・コマンド(宇宙戦仕様) アーマーセット
6.ジム・コマンド(宇宙戦仕様) フレームセット
7.ブリッツガンダム アーマーセット
8.ブリッツガンダム フレームセット - ガム(ソーダ味)1個
© 創通・サンライズ
© 創通・サンライズ・MBS
© 創通・サンライズ・テレビ東京
フレームセットの箱裏が組み立て方と説明書になっています。
アーマーセットの箱裏には無可動フレームを台座へ組み替える手順が記載されています。
セット内容
- 本体
- トリケロス(シールド)
- グレイプニール(ロケットアンカー)
- オプションパーツ(グレイプニール用ワイヤーパーツ&クロー展開時パーツ)
- ハンドパーツ(武器持ち手、平手)
- 台座(無可動ハンガー組み替えにより)
このシリーズの特徴のひとつとしてステッカーなどは付属せず、色分けは成型色あるいは塗装で再現されています。サイズ感はガンプラよりも若干小さい約110mm、プラ素材はABSです。
第12弾から実装された画期的な台座です。これまで活用法のなかった、端的に言えばムダとなってしまっていた無可動ハンガーが組み替えにより専用台座となります。ロスがなくなっただけでなくポージング遊びが大幅に広がりかなり重宝するアイテムとなっています。
安定性はそこまで高くはありませんが、今回のレビューでは特に不自由なく使用することが出来ました。
各部紹介
基本は黒の成型色で造形され、シールドに装備された杭(ランサーダート)のみ白い成型色です。他の部位はすべて塗装により色分けされています。マット塗装ですが瞳部分のみ光沢のあるメタリックカラーが使用されています。
Gフレームシリーズの可動域に関しては特に上半身が優秀で、場合によってはHGプラモデルよりも扱いやすいです。下半身はスカートの影響で制限がかかりやすいです。
両腕の各装備は腕に設けられたジョイントで接続されている他、盾(トリケロス)に関してはさらにグリップも握ります。この盾はかなりの面積で存在感のあるフォルムとなってます。
※腕ジョイントとの保持力は若干ゆるく感じました。それと比較して前腕アーマーは数倍固く脱着に苦労しました。
左腕のアンカー(グレイプニール)についてはオプションパーツを使用することでクロー展開状態と、棒状のパーツを使うことで射出した有線アンカーを表現することが可能です。
元ネタであるグレイプニル、グレイプニール(Gleipnir)は、北欧神話に登場する魔法の紐(足枷)。フェンリルを捕縛するためにドウェルグ(ドワーフ)たちによって作られ、テュールによってフェンリルに繋がれた。語意は「貪り食うもの」。
猫の足音、女の髭、岩の根、熊の腱、魚の息、鳥の唾液から作られた。これらは、グレイプニルを作るのに使用されたため、この世に存在しなくなったといわれる。wikipediaより引用
共通フレームのため、膝裏には使用しないジョイントが余ります。
バックパックおよびリアスカートに関しては無可動です。
股の下にはスタンド用のジョイント穴が設けられています。
右腕に装備された複合武装。
設定ではシールド裏面に「ビームライフル」「ビームサーベル」「ランサーダート」が搭載されており、その細かな造形まで再現されています。
ランサーダートに関しては脱着も可能なので様々なアクションシーンを演出できます。また、この白い部位のみは成型色での色分けです。
アスランをかばうために放たれたランサーダートでの捨て身の一撃。
2021年5月に発売されたGフレーム EX03の「ソードストライクガンダム」と合わせれば、当時多くの視聴者の記憶に刻まれたであろう29話のシーンを再現できます。
3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」の射出アクション。貫通力が高い杭状のロケット推進弾は通常このように運用されます。特徴的な3本の杭はブリッツガンダムの記号ともいえるシルエットです。
まとめ Gフレーム14 ブリッツガンダム
いかがでしたでしょうか?
食玩というジャンルではありますが豊富な武装を高い再現度で立体化していました。
それのみにとどまらず組み替えパーツで様々なシーンを演出できたりと、ラインナップの中では優遇された機体と言えるのではないでしょうか。ブリッツらしい細身でエッジの利いたスタイルは立たせているだけでもかっこいいのですが、前述した豊富な武装と組み替えパーツによってポージングが非常にはかどります。それを数倍活かす台座も実装されていることでいよいよ欠点のない食玩となりました。
ボックスアソートに関してはamazonでいくつかの写真が投稿されていますので参考にしてみてください。個体差があるようですね。私が知る限り今回ご紹介したブリッツガンダムが二つ入っているとの声はまだ聞いておりません。
ちなみに余談ですが、SEED繋がりで第12弾にラインナップされていたイージスガンダムはモビルアーマーへの変形はオミットされているようです。フレーム共通なので仕方ないことはわかっていましたが残念ではあります。
レビューは以上になります、ここまでお付き合いいただきありがとうございました
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