今回は2020年3月にバンダイスピリッツ様から発売されたプラモデル、『BEST HIT CHRONICLE(ベストヒットクロニクル)』よりセガサターン(HST-3200)をご紹介します。
商品名にも含まれている『HST-3200』とはゲーム機の型番のことで、
HST-3200は1994年11月22日に発売された初代モデルになります。本体正面から見て左側に丸型の通風孔があるのが初期型の特徴になります
2020 BANDAI 2/5 scale construction kit,Unboxing and Review.
BEST HIT CHRONICLE 2/5 セガサターン(HST-3200)
製品情報
価格 2,750円(税10%込)
発売日 2020年03月28日
対象年齢 15才以上
※この商品はプラスチックモデル組み立てキットです。本商品でゲームをプレイすることは出来ません。
(C)SEGA
発売25周年を迎えた“セガサターン”は当時アーケードゲームを自分の家でプレイできる奇跡のような存在だった。
多くのヒット作を生み出したゲーム機を「BEST HIT CHRONICLE」からプラモデル化。
セット内容
- セガサターン本体×1
- コントローラー×1
- ディスクパーツ×1
- シール×2
- 取扱説明書×1
付属する2種シールです。
同シリーズのプレステと比べると優遇されている部分が多く、プレステでは排除されていたロゴがしっかりと再現されています。
また、プレステではダミーディスクでしたがこちらはサクラ大戦2、ナイツ、バーチャファイターと3種もゲームタイトルがコラボしています。
ディスクパーツはひとつで、裏面に使用するシールも1枚なので3種からひとつしか選択できませんが嬉しいポイントです。
ディスクとシールのみパーツ発注してすべてのタイトルを再現するのも悪くないかと思います。2P状態にするためにコントローラーパーツも発注してもいいかもしれませんね
同シリーズのプレイステーションとは異なり余剰パーツはありません。しいて挙げるのであればコントローラー用のリード線は長めに同封されてます。
私の個体ではもうひとつコントローラーを作れるほどの長さが余りましたが、部品を追加注文して2Pに出来ることを示唆しているのでしょうか
ディスプレイ
前面上部とディスクカバーの黒い部分はクリアパーツが使用される徹底ぶりです。ただこのディスクカバー、開閉ギミックが再現されている素晴らしい部分なのですがぴったりと閉まらないという欠点があります。
加えて上面クリアパーツのパワーとアクセスの印字のシールが不自然に目立ってしまっています。
再現するのに印字は必要ですが逆に貼らない方が自然かもしれません
背面シールは高い再現度です。縮小されただけの本物のシールと言っても過言ではありません。
肉抜きされた通風孔からは緑色の基盤が見え、細部への作り込みが垣間見れます。
欠点としてはプレステ同様にネジが成型色と一体化しているので塗装したくなる部分ではあります。
あるいは貫通させて本物のネジを仕込むのもありかもしれません
メタリックに光を反射する仕様シールは相変わらずの再現度です。
右下にあるプラグ差し込み口は内部からシールを貼りリアルに見せています。
左下のカバーを外すことが出来、緑の基盤とボタン電池を覗くことが出来ます
OPENボタンにはプレステ同様に簡単なギミックが組み込まれているので押すとディスクホルダー(フタ)を開閉することが可能です。
実機のようにディスクホルダーがセミオートで開いていく仕組みは実装されていないので、
OPENボタンを押してフタを浮かせた後は手動で開くという流れになります。
ディスクを読み取るレンズにはクリアパーツが使われているので無塗装でもかなり高い再現度です。
もちろんディスクはセット可能で、接続軸にはロール機構があるので手動ですが回転させられるギミックもあります。
ディスクがダミーではなく実際のタイトルとコラボしている点は嬉しいポイントです。
コントローラーの抜き差しも可能で、コントローラーをもう一つ用意すれば実機同様に2P状態にすることも出来ます
組み立ててしまえばほとんど見えない部分も抜かりなく造形されています。
大まかではありますが各部位の成型色も色分けされているので塗装せずとも高いクオリティです。
本体カバーを閉じ完成させてしまうと内部はほぼ見えませんが、一般的なスナップフィットプラモデルと比べると格段に外しやすい工夫がされています。
ただコントローラーに関してはピッタリと閉じているので開けようとすると苦労すると思います
地味ではあるのですが一体成型にしてしまっても不思議ではないこの部分を色違いの別パーツにしている点は驚かされました。
ここは唯一、完成後もカバーが外れて見える部分なので優遇されたのだと思われますがそれでもすごいこだわりを感じます
まとめ ~BEST HIT CHRONICLE 2/5 セガサターン(HST-3200)~
『BEST HIT CHRONICLE』第一弾として登場したセガサターンですが2021年に触れてみても斬新さと完成度の高さを感じられるアイテムでした。
なにより成型色の再現度が高く、BANDAI様の真価が存分に発揮されているシリーズだと言えます。
ただ少し気になった部分もありましたので挙げさせてもらいます
欠点
- フタがしっかりと閉まらない
ほぼ見えない内部の基盤まで精密に作り込まれているにもかかわらず、一番目立つ外装のディスクカバーが少し浮き上がってしまうのは大きな欠点だと思います。開閉ギミックも取り入れられているのでなおさら惜しくもったいない部分だと感じました。 - シールが目立つ
次に気になった点はシールの悪目立ちでした。
これも外装に起因する部分で、もっとも目につく場所だけに気になりますね。
特に先ほども触れた上部の黒いパーツに貼るパワーとアクセスの印字は露骨にプラモデル感が出てしまうのであえて貼らないのも選択肢だと思います
実際に触れてみて気になったのはこの二点でした。
それでも思い出をコンパクトに、スタイリッシュに飾れるアイテムとしてはこの上ないアイテムです。
定価約3000円と高価なプラモデルではあるのですが今Amazonだとほぼ半額で買えるのでオススメです。(2021年4月現在)
それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。
同シリーズのプレイステーションはこちらでご紹介させていただきました
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