プラモデル

《レビュー》アニマギアDE4弾 クラーケンギガギアス+変形説明書

今回は2022年7月に発売された食玩、『アニマギアDE第4弾』より「ギガギアス」をご紹介します。箱裏の組み立て方や変形方法も載せてますので、紛失してしまった際などにもご活用ください。

この機体はクラーケン型の皇帝機です。

モチーフは北欧に伝わる海の怪物。
その正体はイカなのかタコなのかしばしば議題に挙がりますが厳密には定まっておらず、一貫しているのは巨大な生物という点です。

本作ではイカをモデルとしたようです

2022 BANDAI 1/1 scale construction kit,Unboxing and Review.

アニマギアDE 第4弾 ギガギアス

製品パッケージ

 製品情報 

メーカー希望小売価格: ¥450(税込:¥495)

2022年07月11日 発売
売場:全国量販店の菓子売場等
対象年齢:8才以上

  • 組み立てキット(一部彩色済)(全5種)
    1.ラグナギアス
    2.ビィギアス
    3.ギガギアス
    4.アルギアス
    5.エルギアス
  • シール(全5種)
  • ガム(ソーダ味)1個

(C) BANDAI・タスクフォース

No.03 KRAKEN GIGAGEAS

ギガギアス(通称:クラーケンギガギアス)とは、

巨大な触手を持つクラーケン型のエンペラーギア。カイギアスと同時に開発が進められたもう一体の“海の帝王”である。カイギアスと違う最大のポイントは、水陸両用モデルとして設計されている点だろう。陸上での活動時は形態を変え、地上を滑るように高速移動する。戦闘においては、その巨大な触手を鞭のように振るい、驚異的な破壊力で敵を粉砕する。

公式サイトより引用

 

各部紹介

正面

シルエットの時点で異様なこの機体は、これまでのシリーズを通して見ても未知の姿です。

その秘密は頭部と骨格にあります。
一般的なアニマギアとは頭部の作りが根本的に異なり、胸部アーマーを下アゴとすることで特徴的なイカの胴体を表現しています。これは前作DE3弾に登場した「ゴクラウド」にも用いられたアイディアです。

そして骨格についてですが、

ボーンフレーム

上記がニックカウル装着前の状態ですが前代未聞の構造です。

フォルムからして異様ではあるのですが、特筆すべきは上部のベースヘッドです。
DEシリーズから導入されたベースヘッドは差し替えパーツとして運用するのが通例でしたが、今回は驚くことにベースヘッドを内部に格納する形で使用します。

このような仕様は今回初めて導入されました

 

口の開閉ギミック

骨格にベースヘッドを取り込んだ副産物として咀嚼アクションが可能です。
詳しくは後述しますが他にも変形時に一役買っていたりと多くの恩恵を受ける結果となりました。

また、

股関節パーツ

足の付け根である関節には新規パーツが用意されました。

デフォルトの股関節フレームでは理想的なスタイルを表現することが困難だったため新規造形したようです。

十字タイプのボールジョイントは初収録なのでオレマギア製作の幅を広げるパーツになりそうです

 

背面

後頭部には人型モード時の顔を確認できます。

簡易スタンドも用意されていますが4本の脚のおかげで使わずとも高い安定性があります。使用する場合は足の付け根にある凸ジョイントを活用します。

 

 

デミヒューマンモード 正面

陸上での活動も可能とする亜人モードになります。

簡易的な変形ではありますが変形前とは異なった印象を受けます。

人型でも武器は無く、その腕自体を鞭として使うようです

 

ヒューマンフェイス(マスクオフ)

先述したようにヘッドパーツはベースヘッドをニックカウルが覆うことで構築されてます。

そのためマスクの隙間からはベースヘッドに貼られたメタリックシールが覗きます。もちろん他のキットのベースヘッドにも流用できるため、マスクパーツは装飾品としても重宝しそうです。

このシリーズはオリジナルカスタムも売りとしている商品ですので手を加えてさらに人間に近づけるのも面白いかもしれませんね。

ちなみに人型のハンドパーツは付属しませんが、過去シリーズも購入しているのであれば適当なハンドパーツを移植しても良いかと思います。

 

デミヒューマンモード 背面

後ろ姿には先ほどとは逆にイカの頭部が確認できます。

変形方法は以下に記載しています

 

変形方法 / デミヒューマンモード

変形方法を公式サイトでご覧になりたい場合はこちらのリンクから飛べます

変形方法は歴代でもっともカンタンかもしれません。

「①頭部のパーツを表裏逆に付け直し、②頭部を前後180度回転させ、③肩の付け根を少し上にずらす」だけで完了します。

※①の工程はパーツ「A、B」裏側にある肉抜きを表に見せないために行ってます

説明書の指示はこれだけですが、足の角度は下へ伸ばすように微調整するとより自然な人型に近づくかと思います

 

 

箱裏の組み立て方(拡大表示可)

細かい話しですが歴代の説明書とはレイアウトが少々異なります。
ベースヘッドが本体に組み込まれている都合で、これまでベースヘッドの組み立て方が記載されていた部分はスタンドの説明に入れ替わってます。

 

ブラッドステッカー(拡大可)

今回はベースヘッド用のシール⑰番のみ使用しました

 

ディスプレイ

おまけです。

深海から襲ってくる様子をイメージしながら写真を撮ってみました。不気味さがいいですよね

 

オレマギア(2022/07/18追記)

タコをモチーフにしたオレマギア

◆作品名
Sea monster

◆作品説明
私の中のクラーケン像を形にしました。素材はギガギアスのパーツのみで、使用個数は5つです。
わかりにくいですが、塗装済みパーツで瞳を表現しています

 

参考資料①

瞳のアップ写真です。

「ギガギアス」のみで製作すると決めていましたので、瞳は塗装済みパーツを使用し表現する事としました

 

参考資料②

タコの胴体のアップ写真です。

後方から撮影しました。何かの参考になれば幸いです

 

参考資料③

胴体内部の構造です。

写真左が通常は見えない内部です。ここに別ブロックを差し込んだのが写真右になります

 

以下、私のTweetです

プロトタイプなのでディティールが多少異なります。当ページの写真はブラッシュアップを行った後のものです

 

新旧比較

改修後(写真左)と改修前(写真右)の写真をご用意しました。

見比べてみてどうでしょうか、よりタコらしくなっている思っていただけたら嬉しいです。

このように、オリジナルカスタムには計算式のような正解はなく無限の可能性を秘めた玩具となってます。これだけのものがお菓子売り場で売っているとは驚きです

 

まとめ クラーケンギガギアス

No.03 KRAKEN GIGAGEAS

いかがでしたでしょうか?

多脚関節に用意された新規パーツ、ベースヘッドを骨格として初めて内蔵するなど、買って初めて気づく良さの多いアイテムでした。そういう意味では今回のラインナップのダークホース枠と言ってもいいかと思います。

ジョイントを多く有したニックカウルも手に入るのでオレマギア製作のパーツ取りとしての価値もあります。青系の機体はこれまでに多く登場しているのでそれらのパーツに合わせて使っても違和感なくなじむのではないでしょうか

上記写真の足元にあるのが余剰パーツになります。付属品は簡易スタンド、リベットパーツ3つとなってます。固有武器はありません

 

レビューは以上になります、

次はDE4弾最後となる「ビィギアス」をご紹介する予定です。よろしければまたお越しください。

それではここまでお付き合いいただきありがとうございました

 

「ビィギアス」の投稿を完了しました(2022/07/13)

《レビュー》アニマギアDE4弾 バンクルビィギアス+ビーストモード変形説明書
今回は2022年7月に発売された食玩、『アニマギアDE第4弾』より「ビィギアス」をご紹介します。箱裏の組み立て方を載せてますので、紛失してしまった際などにもご活用ください。 こちらは3種目となる女型のアニマギアになります。 過去弾では他に初の女型として「サクラギア」が登場、DE2弾ではウサギ型のアイドル「フラッペ & コラーテ」が製品化されました

 

関連ページ

《レビュー》アニマギア7弾 05リヴァイアカイギアス+説明書
今回は2021年3月に発売された食玩、『アニマギア第7弾』の「05カイギアス」をご紹介します。 第7弾は『最大・最強・最長』をテーマにした章になるのですが、その中で『最長』を象徴するのがこの機体になります。 その全長は約230mmにも及び、最長を謳うに恥じない巨躯のリヴァイアサン型エンペラーギア(皇帝機)です
《レビュー》アニマギアDE3弾 クレイオード&エンフォーサー+変形説明書
本日は2022年3月に発売された食玩、『アニマギアDE第3弾』より「クレイオード」とその覚醒状態である「エンフォーサー」を2種まとめてご紹介します。箱裏の組み立て方や変形方法も載せてますので、紛失してしまった際などにもご活用ください。

コメントを書く ∗名前は省略できます