プラモデル

《レビュー》皇巫 アマテラス レガリア [メガミデバイス]

本日は2023年8月にKOTOBUKIYA様より発売された美少女プラモデル、メガミデバイスシリーズより『皇巫(オウブ)アマテラス レガリア』をご紹介します。

公式サイトでは売り切れとなってますがまだ取り扱っている店舗も見られるようですので気になっている方は参考にしてみてください(2023/08/29時点)。

2023 kotobukiya 1/1 scale Plastic model kit,Unboxing and Review.

メガミデバイス 皇巫 アマテラス レガリア

パッケージ正面のイラスト

 製品情報 

作品   メガミデバイス
価格   7,700円(税込み)
発売日  2023年08月予定
スケール 1/1
サイズ  全高:約180mm
材質   PS・ABS・POM・PVC(非フタル酸)
メーカー 壽屋
原型制作 浅井真紀、福元徳宝、株式会社ユニテック、たすく、鳥山とりを、雨間(アイプリント)
対象年齢 15歳以上

「美少女×メカニック」シリーズ『メガミデバイス』新作登場!
朱羅の後継機にして神の名を冠したメガミデバイス皇巫 アマテラス レガリア!!

発売以来好評を頂いております皇巫(オウブ)スサノヲと対になる存在であるアマテラスがレガリア装備で発売となります。
素体のボリュームはそのままに、頭部、胸部を新規造形し新たなキャラクターとして誕生しました。
武装も一新、王の装束を彷彿とさせる「レガリア」と名付けました。

公式サイトより引用

 

パッケージ横の製品仕様(拡大表示可)

 

パーツリスト(拡大表示可)

パーツリストや各ランナーの材質は上記でご確認できます。

余剰パーツ、塗装済みパーツ、ハンドパーツの種類などもこちらでご参照ください。

画像はタップまたはクリックで拡大表示が可能です。

それでも見づらい場合は画像を保存していただき、お使いのソフト等でご覧いただければと思います。

 

カラーガイド(拡大可)

カラーガイド及びデカール貼り付け位置は上記を参考にしてみてください。

上記画像のQRコードはコトブキヤ公式による「ABSパーツに塗装したい!」というページに繋がります。リンクボタンをご希望の方はこちらからも飛べます

 

部品注文カード(拡大表示可)

上記は同封されている発注書です。

ご覧の通り「コピー使用不可」ですのであくまで資料としてご覧ください

 

 

セット内容

付属品一覧

  • 本体
  • 表情パーツ×3(キリっと顔、微笑、ピコーン!顔)
  • ハンドパーツ×9組(予備手首ジョイント×1)
  • 武装モード組み替えパーツ
  • 武器(2タイプに変形)
  • 簡易スタンド×1
  • 水転写デカール×1
  • コトブキヤショップ限定特典
    「無色クリアー武装パーツセット」

 

出典:コトブキヤオンラインショップ

ショップ限定特典はクリアパーツのリカラーアイテムです。元々クリアイエローの部分を無色クリアーに変更することが出来ます。

 

簡易スタンドは過去シリーズからの流用ですが、支柱はこれまでよりも強固なものが新たに追加されていました。また、ハンドパーツ9組というのは歴代の中では多い部類に入ります。特にピースサインが入ってるのは嬉しいポイントだと思います

 

水転写デカール(拡大表示可)

シールではなく水を使用するデカールになります。
フェイス用はすでにプリントされているもので、使用せずとも完成します。

カメラの都合で①~⑤が黒っぽく見えてしまってますが実際には金箔仕様です。塗装では難しい光沢なので非常に重宝するデカールです

 

 

各部紹介

素体モード 正面

※写真は「キリっと顔」フェイスを使用

アマテラスのスキンカラーはAになります(朱羅 九尾や天使型アーンヴァルが該当)。

フェイスパーツは「キリっと顔」「微笑」「ピコーン!顔」の3種が付属します。

素体の構造にはメガミデバイスでは主流となったマシニーカ機構が採用されていますが、全体的にブラッシュアップされ完成度が大きく向上しております。おそらく2022年に登場した「皇巫 スサノヲ」で導入された設計だと思われます。具体的には過去作の「朱羅 九尾」に使われていたマシニーカとは別物になっており、可動性能だけでなく肉づきやボディラインも魅力的になっているように感じました。

上記は素組みですが色分けの精度は高いです。
特に大腿部ガーターベルト部分はパーツ分割で再現されています。また、胸元の赤いラインとわき腹のゴールド部分は塗装済みパーツとなってます。

 

本作で一番の注目を集めているであろうバストについては下記で詳しく触れていきます

 

脅威的なバスト(拡大表示可)

※写真は「ピコーン!顔」フェイスを使用

既にお気づきかと思いますが歴代メガミデバイスの中でもトップレベルのお胸の持ち主です。
パーツ構成も斬新で、肌色のバスト部分と布部分のたった2パーツで設計されてます。これにより立体的かつ自然なバストラインの表現します。
その副産物として特に注目して欲しいのが谷間と衣装の間に生まれた隙間です。このリアルな空間は意図して用意されたものだろうと推測します。製作陣の強いこだわりを感じますよね。

ちなみにメガミデバイスは武装と素体の2パターンが用意されているのが通例となっています。そして胸部も形態によって2パターン存在することが多いのですが本作においては素体をそのまま武装形態に流用する珍しい仕様となってます

 

 

バストのクローズアップ(拡大表示可)

複数の方向からのアップです。

衣装から溢れんばかりの重量感がすごいです。
写真からでもクオリティの高さがうかがえるかと思いますが、現物も素晴らしいものなのでぜひ手に取ってもらいたい一品です。

胸部の肌色部分は1パーツ構成ではありますが、横にはパーティングラインが見られますので気になる場合はやすりがけが必要になります。処理した部位は色合いが変わってしまうのでつや消しトップコートを吹くなどひと手間加えると良いと思います。

 

バストからのボディライン

※写真は「微笑」フェイスを使用

バストはもちろんですが、本作のために造形されたウエストラインも美しく芸術性を感じます。
レオタードタイプの衣装から露出した肌色もセクシーですが、腹部にうっすらと浮かぶ縦のシワもフェティシズムを刺激する要素ですよね。とても素晴らしいと思います

 

 

素体モード 背面

これまでのマシニーカ素体には見られなかった特徴としては背中と腰に2か所の3ミリ軸を有しています。これにより新たな拡張デバイスの装備や支柱スタンドを使用する際には便利です。

大きなポニーテールのヘアスタイルは固定ですが、根本にボールジョイント、頭部側にもロールジョイント、リング状の髪飾りにもロール機構があるのでポージングの際には様々な表情をつけることが出来ます。

セルフアップデートされた素体のボディラインはやはり秀逸で、ヒップから大腿部のボリュームが改善されていると思います。

 

足首の形状

足首はヒール形状となっているのでスタンドなしでの自立は困難でした。デザイン上の都合からこちらのキットは支柱が必須と言って良いでしょう。

クリアイエローの簡易スタンドが付属していますので普通にディスプレイするだけなら問題ありませんが、武装状態で大きな動きを与えたい場合には別途でスタンドを用意したほうが良いと思います

 

 

武装モード 正面(ノーマル)

※写真は「キリっと顔」フェイスを使用

武装は厳密にはノーマルとレガリアの2形態あるようですのでまずはノーマルからご紹介します。

大きな肩アーマー(ケープ)が印象的でシルエットが大きく変わります。

随所に散りばめられた和の特徴が良かったです。
配色も気に入っていて、白を基調としながら赤、黒、金がとても良いアクセントになっています。どれも和装を思わせる色使いでアマテラスの名を冠したデバイスとして申し分ないと思います。

シルエットの変化から受け取る印象が大きく変わりますが、組み換えはカンタンな部類に入ります。

ざっくりと解説すると両肩の大きなケープ武装、両足の装甲、腰の装飾、主にこの3カ所を組み替えます。先ほども軽く触れましたが胸部は素体時から変化しません。

 

八咫錫杖(ヤタノシャクジョウ)①

武装(ノーマル)の武器は杖を使用します。

武器を握る柄部分はレール状に可動するのでポージングの際には便利です。

 

八咫錫杖(ヤタノシャクジョウ)②

杖の全体像です。

八咫烏(やたがらす)や八咫鏡(やたのかがみ)で知られる八咫という言葉ですが、元々は”大きい”を意味するようです。そんな日本神話に由来する名前を冠しているこの杖は身の丈以上の長さを有します。

 

 

武装モード 背面(ノーマル)

意外かもしれませんが両肩のケープは背中からのジョイントで接続されているわけでなく、腕に設けられたジョイントで左右独立して固定する方式です。その為、背中に用意されたジョイントは一切使用していないのでカスタマイズの幅は広いです。

 

腰の装飾について

腰から伸びた布は選択式となっており、長い形状(デフォルト)、短い形状からお好みで選べるようになっています。布と本体を接続するゴールド部分のパーツも2セット分用意されているのでとても良心的なキットだと感じました。

 

武装モード 正面(レガリア)

※写真は「キリっと顔」フェイスを使用

こちらがパッケージ表紙にも使われているレガリア形態になります。

全体的なシルエットに大きな差はありませんが、光背(こうはい)にあたるリングがさらに神々しく変化します。これに伴い、八咫錫杖(ヤタノシャクジョウ)は真経津筒(マフツヅツ)にその形状と名前を変えます。

日本神話の名前や和装をメガミデバイスというフォーマットにうまく落とし込んでいますよね。

 

レガリア 背面

レガリア形態の光背はこのように組まれています。説明書だけでは迷った場合には写真も参考にしてみてください。

 

 

カスタマイズ例①

メガミデバイスはそのままでも完成度の高い製品ですが、シリーズの醍醐味は共通ジョイントによるカスタマイズです。

そこでカンタンな改造例として過去に発売された「朱羅 九尾(税込み定価9,240円)」のヘアスタイルに換装してみました。フェイスパーツにわずかな形状の差はありましたが互換性があります。一切の加工をせずに組み替えることが出来ました。

付属していたピースハンドも汎用性が高いのでオススメです。

このシリーズは集めれば集めるほどオリジナリティを増幅させることが出来るので皆さんも自分だけのメガミデバイスを組んでみてはいかがでしょうか

九尾についての過去レビューはこちら

《レビュー》再販版 メガミデバイス 朱羅 九尾+各モードの変形方法の説明書
本日は2022年12月にKOTOBUKIYA様より再販された美少女プラモデル、『朱羅 九尾(あすら きゅうび)』をご紹介します。各モードへの変形説明書も載せてますので紛失してしまった際などにもご活用いただけます。 魅力だけでなく欠点もその都度触れていますので最後までお付き合い頂ければと思います

 

おわりに

AUV AMATERASU REGALIA

レビューは以上となります。

先に結論を申し上げますが買って良かったと思えるアイテムでした。
豊満なバストは多くのユーザーを惹きつけますが、ブラッシュアップされたマシニーカ素体も感動できるほどのクオリティでしたし、過去に類を見ない「ピコーン!顔(上記写真で使用)」もとても可愛かったです。猫のようなアニメチックな口元がいいですよね。それに加えて太眉も個性が出てて非常に良かったと思います。

もしかすると今後、アマテラスもリカラーアイテムが登場するかもしれませんが個人的には今回の色使いが最適解なんじゃないかと思いました。和装というモチーフにぴったりでした。

もしもお店で見かけた際には購入を検討してみてはいかがでしょう。
残念ながらコトブキヤオンラインショップでは売り切れとなってます(2023/08/29時点)。amazonでは出品している店舗も見られますので、もしも定価未満で売られている場合は選択肢に入れてもよいかと思います。ただトラブルを避けるためにも出品者はしっかりと確認することをオススメします。

それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。
もしも記述に誤りなど見られましたらコメントにて補足、訂正していただけると助かります

本作は2022年1月に発売された「皇巫 スサノヲ(税込み定価12,100円)」の対になる存在として登場しました。余談ですがスサノヲにはリカラーアイテムである「皇巫 スサノヲ 蒼炎(税込み定価11,990円)」が2023年1月に発売されています。また、2023年10月には「皇巫 スサノヲ レガリア(税込み定価7,700円)」が発売予定です

様々な情報を確認できるメガミデバイス公式Twitter(X)はこちら

 

追記:2023/09/08

説明書に封入されていた取扱説明書の一部に誤りがあったようですのでお知らせします。

詳細が記載されたメーカー様の公式HPはこちら

 

 

《ダイソー》セクションケースとの相性

セクションケース 18マス(29.5cm×19cm)

需要があるかはわかりませんが今回も100円ショップDAISOで販売されているセクションケース 18マス(税抜き150円)に収納可能であるか試しました。

結果はご覧の通りすべて収めることが可能で、保管場所に困っているユーザーには朗報かもしれませんね。しかしポニーテールはそのままだと厳しかったので分離しての収納となりました。

「セクションケースって?」という方は以前に解説していますので併せてご覧いただければと思います

《セクションケース》美少女プラモデルの収納方法【100均・ダイソー・欠点】
本日は100均(ダイソー)で売られている「セクションケース 18マス」を使った美少女プラモデルをコンパクトに収納する方法をご紹介します。2023年4月時点でも発売中の商品ですので良ければ参考にしてみてください。 一部ユーザーの間では有名な保管方法ですが、知らない方もいるかもしれませんので情報をシェアしようと思いました

 

関連ページ

《レビュー》再販版 ルミティア+最新情報
本日は2022年9月にコトブキヤ様より再販された美少女プラモデル、アルカナディアシリーズの『ルミティア』をご紹介します。こちらはコトブキヤ様が展開するアルカナディアシリーズの一作目となってます。まもなく二人目の登場人物が発売され、既に第4弾まで決まっていますので最後に詳しくまとめています
《レビュー》悪魔型 ストラーフ 武装神姫のプラモデル[メガミデバイス]
本日は2023年5月にKOTOBUKIYA様より発売された美少女プラモデル、『武装神姫』シリーズより「悪魔型 ストラーフ」を素組み状態でご紹介します。 ベースとなっているのは2006年にKONAMI様より発売された塗装済み可動フィギュア「悪魔型MMS ストラーフ」(参考価格3,850円)です。その名の由来は恐怖を意味するロシア語で、悪魔型と銘打つのに恥じないネーミングです

コメントを書く ∗名前は省略できます