今回は2021年7月に発売された書籍、『ガンダムビルドシリーズ アートワークス -Build Archive-』をご紹介します。
内容としては歴代ビルドシリーズ計7作に関するイラスト、キャラクターとメカニックの線画資料をまとめた書籍です。本誌のイラストは著作権により保護されているため写真はサンプルでしかお伝えできませんが、可能な限り解説しております。
朗報もありますので最後までお付き合いいただければ幸いです
ガンダムビルドシリーズ アートワークス -Build Archive-
製品情報
定価 5,280円(税込)
発売日 2021年07月28日
素材 紙
ページ数 196ページ
サイズ A4判(約210mm×297mm×14mm)
対象年齢 15才以上
出版社 株式会社サンライズ
© 創通・サンライズ
歴代ガンダムビルドシリーズに関するイラスト、キャラクターとメカの線画設定をまとめた書籍の発売が決定しました!
『ガンダムビルドファイターズ』、『ガンダムビルドファイターズトライ』、『ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲』、
『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』、『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』、
『ガンダムビルドダイバーズ』、『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』計7作品で、過去に雑誌や商品のために描き下ろされた版権イラストを収録するほか、
キャラクターとメカの設定線画も掲載し、イラストを眺めて楽しめるだけでなく、資料性も高い1冊となっています!プレミアムバンダイより引用
取り扱い店舗:プレミアムバンダイ、Amazon.co.jp、Rakuten ブックス、ネオウィング、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機(Blu-ray/DVD・CD取扱店)、HMV、HMV&BOOKS online、WonderGOO/新星堂(一部店舗を除く)、コーチャンフォー(一部店舗を除く)、エムズエクスポ盛岡店、ヴィレッジヴァンガード(一部店舗を除く)、赤い熊さん、ほか
コンテンツ一覧
- Introduction……2~4ページ
- 第1章 Illustration……6~74ページ
- 第2章 Line Drawing ~mechanics & characters~……76~191
主な構成はフルカラーの各イラストを集めた第1章と、キャラクターとメカニックの線画設定をまとめた第2章から成り立っています。
仕様表記では全196ページと紹介されていますが各章の仕切りなどもカウントされているため実質的には190ページです。また、全190ページのうちカラーページは半数以下の68ページであることはお気づきかと思いますが、1ページ内に何作ものイラストが載っているのでページ数以上には品数があります。
2~4ページの導入では歴代ビルドシリーズ7作について要約されています。
第一章(6~74p)では、
多方面のメディアに提供された描き下ろしイラストが集約されてます。一例を挙げると、
キービジュアルやBlu-ray/DVD、CDジャケットは当然ながら「月刊ニュータイプ」、「オトメディア」、「アニメディア」、「アニメージュ」、「娘TYPE」、「Febri(フェブリ)」など各雑誌から集められています。また、ニッチなカテゴリーではファンクラブ限定商品に使用されたモノも公開されていたので初めて目にするイラストも散見されました。
第二章(76~191p)では、
キャラクターの私服や制服、本編に登場した衣装なども載っています。メカニックに関してはMS本体に限らず固有武装の線画が納められています。
2~4ページに記載されている歴代タイトルを以下にまとめましたので必要に応じてご活用ください
- 『ガンダムビルドファイターズ』2013~2014年・全25話
ガンプラが主役のガンダムビルドシリーズ、その記念すべき第1作 - 『ガンダムビルドファイターズトライ』2014~2015年・全25話
3対3、白熱のチームバトル!「ガンダムビルドファイターズ」から7年後の世界を舞台に描く物語 - 『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』2016年・全1話
南の島で大事件が勃発!「ガンダムビルドファイターズトライ」の特別編 - 『ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲』2017年・全1話
「ガンダムビルドファイターズ」最終回後を描く特別編 - 『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』2017年・全5話
バトルにスポットを当てた公式スピンオフストーリー - 『ガンダムビルドダイバーズ』2018年・全25話
“GBN”でのガンプラバトルを描いた「ダイバーズ」シリーズの第1作 - 『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』2019~2020年・全26話
GBNで戦う新たなダイバーたち!「ガンダムビルドダイバーズ」から2年後の世界を舞台に描く物語
制作順に並べましたので試聴する場合は本編→続編の順で追うのがよろしいかと思います
PickUp ホシノ・フミナ
本誌では特に大きく取り上げられているわけではありませんが、ファンも多いこちらのキャラクターに焦点を当てたいと思います。
まず本誌においてホシノ・フミナのカラーイラストは20点確認でき、線画に関しても各衣装が載っている為8点あります。ちなみに同作の主人公であるカミキ・セカイでさえイラスト12点にとどまってます。
歴代7作をまとめた書籍ということを鑑みれば一人のキャラクターに対し大きなボリュームです。それだけ描き下ろされたイラストが多方面に渡っていたと言えますのでここからも彼女の人気の高さがうかがえます。
本誌に載っていたイラストの出典元を以下に書き起こしました
Figure-rise Standard BUILD FIGHTERS TRY ホシノ・フミナ
商品化されたプラモデルのパッケージイラストも載っていました。
- 「HGBF 1/144 すーぱーふみな およびガンダムベース限定版(定価1,980円)」
- 「HGBF 1/144 ういにんぐふみな およびガンダムベース限定版(定価2,860円)」
- 「Figure-riseBust ホシノ・フミナ(定価1,980円) およびエンディングVer.(定価1,650円)」
- 「Figure-rise Standard ホシノ・フミナ およびガンダムベース限定版(定価2,640円)」
以上のパッケージイラストが収録されています。
実際の商品では文字やロゴが配置されていましたが本誌ではイラスト単体で堪能できます
おわりに
いかがでしたでしょうか?
定価5000円を超えるだけはあり内容は充実しています。各イラストには原画、仕上げなどを担当したスタッフも明記されていたりと謳い文句通りに資料性は高いです。
ファンとはいえ、あらゆる雑誌をカバーしてるユーザーは多くないと思います。本誌では様々なメディアに使用された描き下ろしイラストが収録されている為、これまで目を通さなかった雑誌のイラストを一望できるのは大きなアドバンテージと言えるでしょう。
近年では漫画をスマホ端末などで読む層も増え、データ化されたイラストを見る機会が大半を占めると思います。それでも物質として手元に置ける紙媒体にも一定の需要はあり、そのような手で触れることが出来る書籍に価値を感じるユーザーはぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか
欠点・価格について
出典:amazon(2022/11時点)
欠点としてはやはり価格で、5000円は割高な印象を受けます。主観ですが3000円以上では買わないと思う仕上がりです。
ただ当ページを執筆した現在、amazonでは約70%オフで購入することが出来るのでとてもオススメです。割引される期間は未確認ですが在庫に限りがあると思いますので興味があれば早めに確保しておくと安心です。
レビューは以上になります。
もしも記述に誤りがありましたらコメントにてご指摘いただけると助かります。
それではここまでお付き合いいただきありがとうございました
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