プラモデル

《レビュー》ガンダムアーティファクト第3弾 全5種+BOXアソート、レアカラー率

本日は2022年12月に発売された食玩『ガンダムアーティファクト第3弾』をご紹介します。レアカラー率や全種組み立て説明書も添付しておりますので紛失してしまった際などにもご活用ください。

約1年ぶりとなる新作で累計3シーズン目となりました。

値上がりが続くBANDAI様の食玩シリーズの中で、2弾は据え置き450円(税抜)で商品化を果たしましたが今作3弾では残念ながら50円の値上がりとなりました。

BOXアソートについては個体差もあるようですので写真付きで解説しています

2022 BANDAI non scale construction kit,Unboxing and Review.

ガンダムアーティファクト第3弾

パッケージ外観

 製品情報 

メーカー希望小売価格: ¥500(税込:¥550)

発売日:2022年12月19日
売場:全国量販店の菓子売場等
対象年齢:15才以上

  • プラ製ミニキット(全5種)
    1.グフ・フライトタイプ
    2.Zガンダム
    3.キュベレイ
    4.スタークジェガン
    5.ダブルオーライザー
  • ガム(ソーダ味)1個

© 創通・サンライズ
© 創通・サンライズ・MBS
© 創通・サンライズ・テレビ東京

ガンダムに登場するMSを工業製品的解釈を加えたコレクションシリーズです。重武装の人気MS「ダブルオーライザー」の他、「Zガンダム」や「キュベレイ」といったガンダムシリーズ全体でも屈指の人気を誇るMSをラインナップ。成形色はペールオレンジですが、レアカラーの蛍光ピンクver.もあります。約55mmのサイズながら50パーツ前後で構成される高密度のメカニカルデザインは新たなガンダム像を想起させます

公式サイトより引用

 

 

ボックスアソート比率

私が購入した1BOXの場合は均一アソート(各種×2)でした。また、レアカラー率はひとつのみの排出となり1/10でした。ただ、不均一アソート(ゼータ×3、ジェガン×1)もあるようですので両者ともに個体差がある可能性が高いです。

参考までにレアカラーの位置は写真の右手前にあるダブルオーでした。ただレアカラーは全種に存在しますのでそこまで有益な情報ではないと考えてます。

パッケージ上面には「この箱の中には(   )が入ってます。」という感じに中身が記されているためお菓子売り場では任意の機体を購入することが出来ます。

公式サイトは基本的には50パーツ前後で構成と謳っておりますが、今作3弾では80点越えが2種もラインナップしたことによりその基準は変わりつつあります。

50~80パーツと聞いてプラモデルとしては少ない印象を受けますが、このサイズとなるとそれなりの技量が必要となり、プラモデルにあまり馴染みのないユーザーにはオススメし難い商品といえます

 

グフ・フライトタイプ

No.011 MS-07H-8 GOUF FLIGHT TYPE

パーツ数は平均50を大幅にオーバーした82点でした。

パーツ分割はかなり細かいです。
前作のレビュー時から玄人向けであることをお伝えしてきましたが今作はさらにそれが顕著に現れています。以前よりガンダムAFを全塗装するユーザーが少なくなかったことを鑑みてパーツ分割に力を入れたのかもしれません

 

可動域

可動する箇所は頭部のロール機構、両肩のロール機構のみです。

下半身やフライトユニットは固定です。

パーツの精度は非常に高く、それは上記写真のガトリングシールドでお分かりいただけるかと思います。こちらの写真ではサイズ感が伝わらないと思いますが全高はタミヤセメントの瓶よりも低いです。そして写真には写っていませんが足裏にもバーニアの造形が施されていました。

写真からサイズ感がわかりにくいほどに精巧な造りであるとも言えます

 

グフ・フライトタイプ 組み立て説明書

必要に応じてご活用ください。

画像をクリックまたはタップで大きく表示できますがそれでも見にくい場合は画像をいったん保存していただき、お使いのソフトでご覧いただければと思います

 

 

Zガンダム

No.012 MSZ-006 Z GUNDAM

パッケージイラストを飾る3弾の顔とも呼べる機体です。

AFシリーズに限らず昔から人気のモデルです。パーツ数は意外にも44点に収まり、ラインナップの中では比較的組み立てやすい商品です。とはいえヘッドパーツは驚異の4パーツ構成です。5ミリ以下の頭部に対してこのパーツ分割には驚くばかりです。

加工して飛行形態のようにしてみても面白いかもしれません

 

可動域

動く関節は首と両肩のロール機構ですが、首は左右に干渉しやすいためほぼ動かないと認識していただいた方が良いと思います

 

Zガンダム 組み立て説明書

前述したヘッドパーツの分割具合も上記で確認できます

 

 

キュベレイ

No.013 AMX-004 QUBELEY

パッケージのサンプル写真を飾る3弾のもう一つの顔と呼べる機体です。

パーツ数は驚愕の86点で、これまで最多だった1弾のナイチンゲール(71点)を大幅に更新してきました。ハンドパーツは拡大してみてもかなりエッジが効いた高い精度で成形され、親指までパーツ分割されています。

ただリアスカートのバーニア部分が寂しいのでお手持ちのパーツで改造してもよさそうです。

実際に組み立ててみた観想としては5種の中で一番気合いが込められた設計に感じました。

その理由については以下で写真を添えてお話しします

 

可動域および内部構造

まず可動軸は他の機体と同様に肩と頭部のロール軸ですが、この機体に限ってはさらに首を前後に動かせる軸が追加されています。

それだけではなく基本的には目に入らないような死角のメカ部分まで造形されています(後述の説明書からもそれは読み取れます)。
特に腕は組み立てている最中もその精密さに魅せられます。肩バインダーの中にはトマホーク形状の武装なども収納しています

装甲には若干のアレンジでしょうか、私が知っているキュベレイとディティールが異なります。もしもこのバリエーションを知っている方が居ましたらコメントにてご教授いただければ助かります

 

 

キュベレイ 組み立て説明書

ディティールのすごさは説明書からも伝わるのではないでしょうか。SNSでは一番売り切れの声が聞かれる気がします

 

 

スタークジェガン

No.014 RGM-89S STARK JEGAN

パーツ数は「Zガンダム」よりも多い54点ですが、個人的には一番作りやすかったと感じました。

ロットによっては1BOXにひとつしか含まれない為、お店次第ではキュベレイの次に手に入りにくい商品と言えます。

かかとから後ろに延長されたパーツは選択式となってます(後述する説明書に記述あり)。

 

可動域

動く箇所は他と同様に頭部と肩のロール機構です

 

スタークジェガン 組み立て説明書

組み立て方は必要に応じてご活用ください

 

 

ダブルオーライザー

No.015 GN-0000+GNR-010 00 RAISER

ダブルオーライザーはレアカラーでの排出となりました。

今回の蛍光ピンクは開発スタッフがトランザムカラーを意識していると思われますので、そういう意味では00のレアカラーが一番の当たりなのではないでしょうか。1弾と2弾のレアカラー枠ではクリアパーツが採用された都合で素材がMABSでしたが今作は通常版と同じ素材(ABS)です。

パーツ数は59点と平均的ですが、折れやすいアーム状の部品が多く組み立てにはもっとも注意が必要な商品です。コクピットから伸びた支柱パーツは選択式となってます(上記では使用した様子)。

また、こちらも「Zガンダム」同様にヘッドパーツが4パーツで構成されています(分割方法に違いあり)。

余談ですがダブルオーの正式表記は数字(00)でありアルファベット(oo)は誤表記となります

 

可動域

動かせる箇所は他と同様に肩と頭部のみです。

背中にはたくさんの装備を背負っていますがどれも完全に固定です

 

ダブルオーライザー 組み立て説明書

必要に応じてご活用ください

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

これまでパーツ最多だった1弾のナイチンゲールを超えるキットが2種も含まれていたことはおそらく偶然ではないと考えてます。
理由としては先述した塗装派に配慮している可能性と、次に価格です。3弾は前作から50円値上がりしていますのでその分クオリティも増した、とも受け取れます。

いずれにしても制作難易度はさらに上がりました。
そういう意味では人を選ぶ商品ではありますが完成度は非常に高く無塗装でも見惚れてしまうほどの仕上がりです。

個人的には飾るスペースを取らないこのサイズ感が気に入っています。

発売から一週間程度が経過していますがお店によってはまだ売っていると思います、見かけた際は手に取ってみてはいかがでしょう。

どうしても見つからない場合はamazonなどの通販も選択肢としてはありですが10個入りのBOXになってしまう点はネックです。

2022年12月時点では4弾の情報は入っていませんが、これまでは1年に1度のペースで発売していますので次回も来年の秋~冬頃に発売されるのではないかと予想はしています。

確約は出来ませんが新作情報が確認されましたらこちらのページに追記したいと考えています。

今回はレビューは以上になります。

それではここまでお付き合いいただきありがとうございました

※このページに記載された商品情報に記載漏れや誤りなどお気づきの点がある場合はコメントにてご指摘いただけると助かります

 

追記:ガンダムアーティファクト第4弾 12月18日 発売予定

出典:ガンダム食玩ポータル

 製品情報 

メーカー希望小売価格: ¥500(税込:¥550)

発売日:2023年12月18日
売場:全国量販店の菓子売場等
対象年齢:15才以上

  • 組立式プラ製ミニキット(全6種)
    1.高機動型ザクⅡ(オルテガ機)
    2.高機動型ザクⅡ(ガイア機/マッシュ機)
    3.スーパーガンダム
    4.パラスアテネ
    5.ウイングガンダム
    6.トールギス
  • ガム(ソーダ味)1個

※店頭での商品のお取り扱い開始日は、店舗によって異なる場合がございます。

ガンダムに登場するMSに工業製品的解釈を加えたコレクションシリーズです。
「高機動型ザクⅡ」や「ウイングガンダム」といったガンダムシリーズ全体でも屈指の人気を誇るMSの他、「パラスアテネ」、「スーパーガンダム」など重装備のMSもラインナップ。
成形色はペールオレンジですが、レアカラーとしてクリアブラックver.もあります。

 

新たな情報が入りましたのでお知らせ致します。

今年の冬もガンダムアーティファクトがやってくるようです、ひとまずはシリーズが存続してくれるようで嬉しいですね。

価格は前作から引き続き¥500(税込:¥550)です。

今回のレアカラーはクリアブラックということです、高機動型ザクⅡを意識しているのかもしれません。

プレバンではすぐに予約分が売り切れとなってしまいましたが、あみあみではまだ在庫があるようです。あみあみ会員ではない場合はamazonにもあみあみ様が出店しているようですので必要に応じてご活用ください(記載情報は2023年8月時点のものになります)。

もちろんお菓子売り場にも並びますので、発売日に足を運べる方は直接欲しい商品を狙ってみるのも良いかもしれません。

カンタンでしたがお知らせは以上になります、
それではここまでお付き合いいただきありがとうございました

 

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  1. 匿名 より:

    材質はABSとの記載ですが普通の接着剤で接着ができました。
    スチロール系プラスチックではないでしょうか?

    • 管理人 管理人 より:

      情報ありがとうございます。
      材質についてはパッケージ表記に準じておりますので記載内容は現状維持とし、頂いたコメントを補足として残させていただきたいと思います