プラモデル

《レビュー》ダンボール戦機 LBX AX-00+シール有無の比較

今回は2019年4月にバンダイスピリッツ様から再販されたプラモデル、『ダンボール戦機』より「LBX AX-00」をご紹介します。

この機体は通常装備されているアーマーフレームを持たない、保護用のカバーパッドのみを装着した高性能コアスケルトンという設定です。
主人公、山野バンが最初に手にしたLBXであり、物語のすべてが始まったダンボール戦機の原点となる重要な機体です。

ちなみにストーリーは2046年に発明された強化ダンボールの回想から始まりますが、時系列は山野バンがLBXを手に入れる2050年から始まります。また、2期である「W」はそれから一年後を描く続編になります。さらに3期である「WARS」は2055年を描いています。

ダンボール戦機 1/1 LBX AX-00

第1話に登場しバンが手に入れた謎のLBXが登場!

 製品情報 

  • 作品   ダンボール戦機
  • 価格   1,100円(税10%込)
  • 発売日  2019年4月13日
  • 対象年齢 6才以上

(C)L5/PDS・TX

LBXとは、
Little Battler eXperience(小さな戦士の体験)の略称。設定では2042年に登場したホビー用小型ロボット。媒体によっては「ダンボール戦機」とも訳される

 

パッケージ

バンダイスピリッツからの商品化のためBANDAIのロゴが青へ変わっています。
元々は2011年に発売されたPSPソフトに同梱された特典として世に出たものなので単体商品としてのパッケージは今回新たに構成されてます。

ゲーム特典でしか手に入らなかったプラモデルがこうして一般販売されたのは嬉しいですね

 

パーツリストおよび部品注文カード

LBXのプラモデルはニッパーなどを使わずに素手でパーツを取り外せるタッチゲート式が採用されています。
ただ、まれに切断面が欠けてしまったりするため心配な場合はニッパーやデザインナイフの使用を推奨します。

とはいえ、ゲート跡の処理が楽になるのでメリットは大きいです。

セット内容

  • 本体×1
  • 鋼鉄棍(こうてつこん)×1
  • オートマチックガン×1
  • ホイルシール×1
  • 余剰パーツ
  • 取り扱い説明書×1

オートマチックガンはアニメでは使用されておりませんが、他のLBXに装備させることも出来るので汎用性は高いです。おそらく元々がゲーム特典のプラモデルだったため、ゲーム内アイテムのライフルが付属したのだと考えられます。

ハンドパーツは本体に付いている武器持ち手(右手)と開き手(左手)のみです。この点は他のキットと比べ劣っていると言えますが、せっかく製品化していただいたので高望みは出来ません。

余剰パーツは関節部含め一切なく、旧キットのダイス用パーツが余りますが活用法は見当たりません。

股下には3ミリのジョイント穴がありますが、スタンドは別途で用意する必要があります。

 

各部紹介

シールを使用した状態

「AX-00」はすべてのLBXに内蔵された骨格フレーム、コアスケルトンに保護用のカバーパッドのみを装着した状態です。カバーパッドは簡素なモノで防御性能は皆無と呼べる代物でしたが、その基本性能の高さから通常のLBXと渡り合うだけの性能を秘めていました。

のちにアーマーフレームを換装しLBXアキレスとして活躍することになります。そのような意味でもダンボール戦機の原点ともいえる機体です。以上の背景もありAX-00はアキレスを簡素化したようなデザインです。

このプラモデルシリーズはコアスケルトンまでは造形されていない、あくまで外観を再現したファンアイテムです。ハンドパーツは驚異の1パーツ構成でランナーから切り出しただけです。そのため内側には肉抜きが見られます。

色分けは所々をシールで補っていますが、それでも劇中と比べても(下記参照)そん色ない見た目に仕上がっています。

以下、アニメ本編より

ダンボール戦機 第1話『小さなマシンとの出会い』より

 

 

シールを不使用の状態

シールを使わない場合の色分けは上記参照です。

安価なキットではありますがオレンジ、レッド、ブルー、ダークグレーの4色もの成型色が使用され、背中と両足のボルト部分までもパーツ分割されている点は感心いたしました。武装も別途明るいグレーの成型色で色分けされています。

シールの有無でもっとも影響を受けるのはフェイスパーツですが、ここはヘルメットに覆われているのでシールを貼っても遊んでいる最中に剥がれてきてしまうリスクは低いです。

ちなみにシールを貼る際にはピンセットがあると便利なのはもちろんですが、GSIクレオス様より発売されている「Mr.綿棒 先端極細硬化タイプ」があると細かい所を傷つけず、綿ごみの付着する心配もないので重宝します。在庫の都合で時期により値段は上下しますが、私は大体300円台の時に購入しています。

 

クリックで拡大可

細かい話ですが秀逸に感じたのはボルトパーツの構成です。

ボルトパーツは左右ともに同じ金型なのですが斜めに溝が入ったモールドは装着後に左右対称です。
そこを表現するためにボルトパーツをはめ込む凹凸が左右で1/4ずれており、それによってボルト溝の角度がシンメトリーになるという仕組みになっていました。

 

シールなし(写真左)、シールあり(写真右)

それぞれを並べて比較。

こうしてみるとその違いが分かりやすいかと思います。シールは何かと倦厭されがちですが、やはり素組みであるとシール使用時の見映えはとてもいいです。技術がある方であれば、塗装や加工をしても化けるキットだと思います。

注意点としては腰スカート部のシールはモールドの溝に沿って内側へ折り込むことが想定された面積に設定されています。

 

可動域

ポージングで一番障壁となるのは大きなスカートです。アニメでは4枚のスカートで独立可動していますがプラモデルでそこまでは再現されていません。
代わりに上下に可動するギミックが内臓されているのでそのおかげで足の可動域を大幅に広げてくれます。

肘は90度近くまで曲げることが出来、保持力は比較的しっかりしています。

唯一パーツが外れやすいとすれば股関節、足の付け根でしょうか。致命的なほどではありませんが全身の中ではここが一番弱いです。とはいえレビューする上では特に気になりませんでした。懸念すべきは耐久度でしょう。遊んでいるうちに保持力が劣化していく恐れはあります。

 

鋼鉄棍

アニメにて初期武装として用意されていたものです。大抵の作品では剣や短剣が初期装備として多い印象ですがダンボール戦機はなかなかにマニアックですね。

戦闘方法も斬新で叩き切ったりする他、貫くことで敵LBXを2体爆破しています。主人公らしからぬバーサーカーぶりです。

ダンボール戦機 第1話『小さなマシンとの出会い』より

ちなみにこの装備と姿で戦うのはアニメ2話までで、3話からはアーマーフレームを入手しアキレスとして戦う事になります。

 

 

オートマチックガン

2パーツ構成のシンプルな形状ですがモールドはしっかりしていてかっこいいです。数多くいるどのLBXの専用武装にもなってないので好きなキャラクターに持たせてみるのもよさそうです。

重量も軽いため取り回しもいいですね。

まとめ ダンボール戦機 1/1 LBX AX-00

※CCM(1/1 山野バン モデル)は別売りです

いかがでしたでしょうか?

アクションポーズを取らせても面白いですが、
1/1スケールということもあり立たせておくだけで作品の世界観に浸れるファンアイテムとしての側面も持ち合わせています。シールは多めですが再現度は非常に高いので机の上にはダンボール戦機の世界観が広がります。

別売りのCCMとも相性は抜群です。

ダンボール戦機 第1話『小さなマシンとの出会い』より

あるいは劇中のようにアタッシュケースを自作して収納するのも面白いかもしれませんね。

欠点としてはハンドパーツの少なさ、股関節の保持力の弱さが挙げられますが価格を考慮すれば欠点にはなり得ません。
このプラモデルは何と言っても安価で手に入る点が魅力的です。

在庫状況にもよりますがAmazonでは600円台、別売りのCCMとセットで購入しても1100円程度と異常な安さです。(2021年7月時点)

CCM(Control & Communication Manipulator)とは、劇中でLBXを操作するリモコン端末です。
プラモデルは元々は懸賞として抽選で当たった方しか手に入れられなかったものですが、2019年に一般販売されました。

 

LBXは再販から2年経過しているというものあり、モノによっては定価の3倍になっているプラモデルもあるのでお試しに購入する場合にもオススメしやすいキットと言えます。

 

レビューは以上になります。

余談ですがアニメ1期と2期はBANDAI SPIRITSの公式チャンネル様よりYouTubeで無料公開されてます。

上記が1期で、最終話まで無料で公開されています。(全44話)

そして、

2期であるダンボール戦機Wも現在進行形で毎週木曜日20:00に配信され続け、今は17話(全58話)まで公開されてます。(2021/07/23)

アニメ作品一覧

  • 1期 無印
    全44話。2050年の物語。(2011年製作)
  • 2期 W
    全58話。2051年の物語。(2012年製作)
  • 3期 WARS
    全37話。2055年の物語。(2013年製作)

シリーズ通算全139話。

また、スピンオフ作品として装甲娘が2021年に放送されました(全12話)

 

反響次第では第二の再販ラッシュが訪れる可能性もあるので期待したいですね。

それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。

下記の当サイトページではコアスケルトンも再現した精密シリーズ、ハイパーファンクションのレビューも行っておりますのでよろしければご覧ください

 

関連ページ

《レビュー》ハイパーファンクション LBXオーディーン+変形説明書『ダンボール戦機』
今回は2020年1月にBANDAI様から発売されたプラモデル、『ダンボール戦機』より「ハイパーファンクションLBX オーディーン/ODIN」をご紹介します。変形方法の説明書も載せましたので、紙を紛失してしまった際などにご活用ください。 アニメ1期の主人公、山野バンが操作するLBXの最終形態。 その名は北欧神話の主神オーディンに由来し、必殺ファンクションである「グングニル」は件の神が持つとされる槍の名を冠しています。 「HF」シリーズでは初のラインナップのため再販ではなく完全新規造形の新作として発売されました。
《レビュー》ハイパーファンクション ルシファー 通常版との違いも比較
今回は2020年3月にBANDAI様から再販されたプラモデル、『ダンボール戦機』より「ハイパーファンクションLBX ルシファー/NEMESIS」をご紹介します。 通常版との違いを比較しつつ互換性、欠点にも触れてます。ちなみに再販はおよそ7年ぶりになります。 「ハイパーファンクション」シリーズとは、 通常版ではオミットされている骨格フレーム「コアスケルトン」を内蔵した精密モデルシリーズです。多色成形とホイルシールで未塗装でも設定通りの色分けを実現してます。

コメントを書く