本日は2018年8月にBANDAI様から発売されたプラモデル、『ガンダムビルドダイバーズ』より「HGBD 1/144 ガンダムアストレイノーネイム」をご紹介します。各モードへの変形方法を記した説明書も載せていますので紛失してしまった際などにもご活用ください。
ガンダムアストレイをベースにビルドしたシバ・ツカサのガンプラです。
2018 BANDAI 1/144 scale construction kit,Unboxing and Review.
HGBD 1/144 ガンダムアストレイノーネイム
製品情報
作品 ガンダムビルドダイバーズ
参考価格 1,980円(税10%込)
発売日 2018年08月04日
対象年齢 8才以上
製品素材 PS・PE(組み立てに接着剤は使用しません)
備考 一般販売
(C)創通・サンライズ・テレビ東京
ガンダムアストレイをベースにビルドしたシバのガンプラが登場!
複合装備「ノーネイムユニット」は防御形態の「Dエクステンション」、遠距離攻撃用射撃モード「Bスマートガン」、「Xコネクト」などの各形態を再現可能!
さらに後頭部ディテールも再現されている!公式サイトはこちら
ランナーの材質や余剰パーツはこちらでご確認ください。
基本的な余剰パーツは機体ベースとなった「アストレイ」のランナーである「A1、A2」です。また、今回のポリキャップランナーは色が珍しく朱色がかった赤色です。一般的にはグレー系であることが多いです。
部品注文カードはコピー使用可能ですが、古い商品ですので現在も有効かどうかはメーカー様にお問い合わせください
セット内容
- 本体×1
- ハンドパーツ2種(平手、武器持ち手)
- 「Bスマートガン」用ジョイントパーツ×1
- 「Xコネクト」用ジョイントパーツ×1
- ビーム刃×1
- ホイルシール×1
この他、余剰パーツがありますがそれらは先ほど添付しましたパーツリストでご確認いただけます。
定価は約2000円とHGにしてはやや高めですが、簡易スタンドは付属しないため別途で用意する必要があります。今回のレビューではコトブキヤ様から発売されている「ニューフライングベース(税込み990円)」を使用しました。こちらはしばらく品薄となっておりましたが先日再販された為、定価で購入できるうちに確保しておくことをオススメします。
amazonに入荷していない、あるいは転売が多い場合は送料はかかりますがコトブキヤオンラインにも在庫があります(2023年1月時点)。
ダイバーシリーズ専用のスタンドとしてダイバーギアが商品化されていますが残念ながら現在は品薄となっております
レビューはシールを貼らない状態で行っています。
色分けの程度をわかりやすくする意図もありますが、いずれ塗装や改造を行いたいとも考えています
各部紹介
アストレイをベースに改造されたアシンメトリーの機体です。
劇中ではGPデュエル(以下GPD)に特化した機体として登場します。
GPDはガンプラの実機そのものを戦わせるバトル形式で、戦闘で傷つけばガンプラ自体も傷つき破壊されます。そんなルールの中で500戦以上を戦い、その都度修復と改造を繰り返しこの姿となりました。左右非対称なのはその為です。
もっとも特徴的な右肩の装甲は「ノーネイムユニット」と呼ばれる複合可変装備です。その表面は耐ビームコーティングが施されており高い耐久性を誇ります。
通常時は防御形態の「Dエクステンション」で右肩を覆っていますが状況に応じて遠距離射撃形態「Bスマートガン」、ナイトロシステム発動時には「Xコネクト」と呼ばれるバックパックになります。この決戦仕様では背中のユニットを「ブレイドドラグーン」として分離しオールレンジ攻撃を行います。
劇中では砲身の可動機構を利用して大型クローとして使用もしていましたがプラモデル版ではオミットされています
巨大なノーネイムユニットとの干渉を避ける都合か首は一般的な機体と比べ長くスマートな印象を受けます。頭部アンテナは安全基準から丸くなっていますのでシャープ化すると見栄えが良くなると思います。
特徴的なボディや追加された装甲の影響で手足の可動域は、狭いとまでは行かずとも一般的なガンプラよりは劣ります。
また、左右非対称のパーツが多く含まれる影響で2個買いしてもシンメトリーの機体に組み替える事は出来ません。
右腕を覆う籠手型のビームドライブデバイスはプロヴィデンスガンダムを彷彿とさせます。
このガントレットは腕と一体化している為「外して通常の右腕にする」ということは出来ません。
高出力のビームサーベルを発生させる他、ノーネイムユニットの「Bスマートガン」モードと組み合わせることで強力な砲撃を行います
首の後ろには肉抜きがあります。
遮るものがなく目立ちますので可能であれば埋めたい箇所です。
写真では見えませんが股下に3ミリ穴が設けられていますのでそちらを使用することでスタンドを設置できます。
後頭部のクリアパーツ内部にはセンサーのモールドがあります(以下へ後述)。
後頭部のクリアパーツ内部には”もうひとつの顔”が存在し、高精度センサーや空間解析に使われます。上記画像では中が見やすいようにクリアパーツを外した状態でお見せしています(写真右)。
劇中では後頭部の瞳も黄色く光っていましたがプラモデル版ではシールもありません。ユーザー自身の手で工夫する余地を感じます
Bスマートガン
ノーネイムユニットを展開することで使用可能になる遠距離射撃形態「Bスマートガン」です。
劇中で対戦相手を圧倒した砲身をほぼ完璧に再現していますが、プラモ版のギミックは完全変形ではなくパーツの差し替えで行います。ですが設定ではドラグーンシステムにより独立して浮いているため致し方ない仕様かと思います。
砲身を構えていない立ち姿です。
身長をはるかに上回るその全長から実物はかなりのインパクトがあります。
見た目ほどの重量はありませんので保持力に関しては問題ありません。
ただ、組み替えに使った「Bスマートガン用ジョイントパーツ」が強度に欠ける構造ですので破損リスクがあります。丁寧に扱えばまったく問題ありませんが、負荷がかかりやすいジョイント部分の強度が低いので欠点と言っても過言ではありません
上記では防御形態の「Dエクステンション」の状態から説明されています。
画像はタップまたはクリックで拡大表示が可能ですが、それでも見づらい場合はいったん画像を保存していただき、お使いのソフト等でご覧いただければと思います
Xコネクト
決戦仕様である「Xコネクト」です。
こちらも完全変形ではなく「Xコネクト用ジョイントパーツ」を使用して組み替えます。ちなみに劇中ではドラグーンシステムによってすべての翼が浮遊し、紫色の炎エフェクトを放出していました。
本編では背後に格納していたビームサーベルと共に二刀流で応戦していましたがプラモデル版では付属しませんでした。それでも武器持ち手は付属しますので他のキットから流用することで劇中のイメージに近づけると思います
上記でも「Dエクステンション」の状態から説明されています。
画像はタップまたはクリックで拡大表示が可能ですが、それでも見づらい場合は画像を保存していただき、お使いのソフト等でご覧いただければと思います
おわりに
GUNDAM ASTRAY NO-NAME(X-CONNECT)
いかがでしたでしょうか?
ひときわ異彩を放つアシンメトリーの機体というだけでも魅力的な機体ですが、そのバックグラウンドにある幾多のGPデュエルによって破損と修復を繰り返してきたというストーリーがこのプラモデルに深みと奥行きを与えているように思います。
各部を強化した装甲の配置も「もしも現実にガンプラバトルがあるとするなら」という思想の元で合理的にデザインされた意思を感じます。
欠点
欠点をまとめると、
- 劇中で使用された大型クロー形態が未実装
- 劇中で使用されたビームサーベルが付属しない点
- 劇中と比べ成型色に解釈違い
- ノーネイムユニット用ジョイントパーツの強度
全て挙げれば上記の4つが気になりましたが、それでも不満とまでは思いませんでした。成型色やビームサーベルは対応も可能ですので、とても気に入っているガンプラの一体です。
なによりかっこいいの一言に尽きます。
世間での評判も良いキットですが、残念ながら約5年前の商品ということで現在amazonでは高騰してしまっています。ガンプラは不定期ですが再販されることの多いプラモデルですので再生産されることが望まれますね。
今回は以上になります、
ここまでお付き合いいただきありがとうございました
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