プラモデル

《レビュー》ジェネ (ステライノセントVer.)プラモデル[再販情報]

今回は2019年にKOTOBUKIYA様より発売されたPSO2のジェネ (ステライノセントVer.)をご紹介します。
ストーリー前半衣装「ステライノセント」を纏った姿の美少女プラモデルです。
初心者向けのカンタン塗装の解説も行っております

こちらのプラモデルはコトブキヤ様より2021年7月に再販が決定しており予約は既に受付開始しています。
このレビュー記事は2019年版のため、記事の最後に再販情報を追記しました

PSO2 ジェネ (ステライノセントVer.)

Gene Stellainnocent Version

製品情報

作品    ファンタシースターオンライン2 es
シリーズ  キャラクタープラモデル
発売月   2019年12月
スケール  NON
製品サイズ 全高 約160mm
価格    6,000円(税抜)
製品仕様  プラモデル
パーツ   数51~200
素材    PS・PE・ABS・POM・PVC(非フタル酸)
原型製作  KOTOBUKIYA

©SEGA

セガゲームスの大人気オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』から派生したスマートフォン向けアプリゲーム『ファンタシースターオンライン2 es』のメインヒロイン『ジェネ』がストーリー前半衣装「ステライノセント」を纏った姿でプラモデル化!

設定画のプロポーションを忠実に再現した造形とCAD設計を用いた可動範囲の両立により、ゲーム中の様々なイラストのポーズをお楽しみいただけます。

プラモデルならではのオリジナルギミックとして、『ジェネ』のキャラクターデザインを担当された『Nidy-2D-』氏が同じくデザインしたメガミデバイス『朱羅 忍者』『朱羅 弓兵』とは、一部互換性があり、プラモデルとしての遊びの幅が大きく広がります

公式サイトより引用

 

カラーガイド(クリックまたはタップで拡大表示可)

 

ディスプレイ

「通常左向き」を使用

手足はアーマーというデザイン上、可動域は狭いですがジェネの再現度は高いです。

首元の星と腕の円形装飾は塗装をほどこしましたので通常は髪の毛と同じ色です。
また、スカートの黄緑部位も塗装してますので素組みでは白いですが、ネクタイは色分けされておりちゃんと緑色になってます

 

ダブルセイバー『フォシルトリクス』はゲーム同様に背中に納刀することが出来ます。

ここで使用しているのは2種目の表情パーツ「右向き笑顔」です

 

『フォシルトリクス』展開

 

ダブルセイバー『フォシルトリクス』はクリアパーツの差し替えにより抜刀と納刀を再現可能。

その際の変形は組み替えなしで可動します。
重い武器を片手で保持するために保持用アタッチメントパーツが付属しますが、手からぶら下げる程度であれば使用せずに持たせることも出来ます

ここで使用しているのは3つ目の表情パーツである「ウインク」顔です

 

同じくコトブキヤ様のキットであるウェポンシリーズと組み合わせてもいい感じになります

上記で使用した「グラインドサークル」下記リンク先でレビューしています

《レビュー》FAガールに登場した武器 グラインドサークル
今回は2017年にKOTOBUKIYA様より発売された、M.S.G モデリングサポートグッズシリーズより『ヘヴィウェポンユニット13 グラインドサークル』をご紹介します。 同年制作のTVアニメ「フレームアームズ・ガール」でマテリア姉妹が使用した武器でもあります。 公式のサンプル画像は塗装されているため、ここでは無塗装状態をレビューしています。 また、コトブキヤ様の美少女プラモを始め、別作品ごとのサイズ感も載せてます

 

付属品

付属品

塗装済みのパーツはフェイスパーツと、前髪の黄緑部分、乳下胴体部分の黄緑の横ラインの3か所のみです

付属品は以下の通りです。

  • 表情パーツ:3種(通常左向き/右向き笑顔/ウインク)
  • PVC製の手首:左右それぞれ5種
  • ダブルセイバー『フォシルトリクス』
  • 『フォシルトリクス』保持用アタッチメントパーツ
  • 武器、ベース接続用アタッチメントパーツ
  • 専用ベース
  • 瞳、マーキングなどのデカール

これらに加え、コトブキヤオンラインショップ限定で特別カラー(ピンク)髪の毛&タンポ無し顔パーツが付属します。※現在は終了しています

 

水転写デカール

 

パーツリスト(拡大可)

パーツリストおよび各ランナーの材質は上記でご確認できます。

画像はクリックまたはタップで拡大表示が可能です。ブラウザで見にくい場合は写真を保存していただきお使いのソフトでご覧いただければと思います

 

各部アップ

首元の星アクセサリーは分割パーツなので筆でも容易に塗装できます。
私はたまたま手元にあったタミヤカラーのゴールドリーフを使用しました。
小さいパーツは粗が目立ちにくいのでマーカータイプの物でも問題ないと思います。

腕の丸い造形部分も前述したタミヤカラーで一緒に塗装してしまいました。
星型アクセと腕の二つのパーツは分割されており塗装が容易なため敷居は低いと思います。二つのパーツの元々の成型色は髪と同じ色です。

このように少しだけ筆塗りする場合は大きなパレットではなく塗料皿があると洗い物や作業スペースを最小限にでき便利です

 

スカートも素組みだと下部の切れ目が真っ白なのでガンダムマーカーで塗装しております。完全に分割パーツとはいきませんが、ある程度分割されていることに加え溝が深いのでここも塗りやすい部分かと思います。元々塗装されている胴体の横ラインやネクタイのように下に伸びた成型色の黄緑パーツとほとんど同じ色なので前述したガンダムマーカーの蛍光グリーンは個人的にはおすすめです。

万が一はみ出しても、ガンダムマーカーであれば消しペンで消すことも出来ます。

※消しペンはネットだと高騰しやすい傾向にあるのでお近くに模型店があれば安く済む可能性があります

注意点として、負荷がかかる関節部分などのラッカー塗装は避けるのが無難です。塗料の多くは食いつきを良くするためにプラスチックの表面を溶かすので部品を脆くし破損に繋がります。いくつか塗装方法はありますが中級者以上の技術と知識を必要とするためここでは省きます

 

ちなみに写真で使用している道具はGT101 持ち手棒ミニクリップという商品です。
ペインティングクリップとも呼ばれます。

(ミニタイプ(GT101)は2020/05時点で在庫切れとなっておりましたが在庫が入荷したようです。もしも今後売り切れていた場合、時間を空ければ再入荷すると思います)

 

プラモデル等を塗装する場合はプロも使用する必需品なので手に入れておきたいところです。消耗品でもあるので売られていたら予備も購入しておくとよいかもしれません。

また実際に運用する場合は乾燥させる際に棒を固定する台が必要になります。
同社よりMr.トラの手ステーションという塗装作業支援ツールが販売されていますが、費用を押さえたい場合は「ダンボールタイプの猫用の爪とぎ」でも代用可能です。
ホームセンターなどで300円以下で手に入ると思います

 

こちら(上記)は下半身の構造です。とてもこだわって造形されているのですが、完成状態だとスカートによってほとんど見えなくなります。せっかくですのでピックアップしてみました

 

この造形にユーザーからは賛否両論があります。ジェネはいわゆる”履いてない”を連想させるデザインですので、それを再現しようとメーカーが挑戦した結果このような前代未聞の構造となっていると思われます。
プラモデルでありながらこのむっちり感が再現されているのは個人的にはありだと思います

 

ジェネ (ステライノセントVer.)の感想

水転写デカールが付属、初回特典が無塗装フェイスなどを考慮すると初心者よりは玄人向けのキットだと思います。
とはいえ、今回ご紹介したように簡単でなおかつ印象が大きく変わる部位を狙って塗装すればそのクオリティは大きく向上するでしょう。
私は今回、数か所しか塗装しておりませんがご自身の出来る範囲でさらに手を加えても良いと思います。当然ながら可動プラモデルであるため、様々なポーズで鑑賞できることも良い点です。

何よりその幼い表情に不釣り合いな豊満なボディには悪魔的な魅力を感じました

欠点

前提としてプラモデルであるため組み立てに自信がないユーザーにとってはそれだけで敷居が高くなってしまいます。

個人的に挙げるならば、スカート内部のこだわった造形が見えにくい点、デザイン上から可動範囲は狭い点、原作を再現するには塗装箇所が多い点などが挙げられます。

しかしながら既にプレ値になっていることを鑑みるに欠点を含めてもこの商品価値は高いと思います。
『Nidy-2D-』氏によるその独特の機械的な造形は、美少女フィギュアが市場を占める現環境においてもあえてプラモデル化したことはよい選択であると考えます。
機械的なパーツとプラモデルはエッジが利くためフィギュアより相性がよいでしょう

おわりに

6月には作中ストーリー後半衣装であるジェネ(ステラティアーズVer.)が発売予定です。

空気中のフォトン吸収効率を上げるために布の面積が大幅に減っており、胸元がさらに強調された魅惑の作品になっているようです。
それに伴い先ほど欠点として挙げたスカート内部の構造が見えにくい点も改善されており期待できます。

ステライノセントVer.同様にプレ値になりそうなので心配であれば予約すると良いでしょう。
こちらのバージョンもコトブキヤオンラインショップにて初回特典があります。

私も予約しており届き次第レビュー記事を投稿する予定です。

 

レビューは以上になります、ここまでお付き合いいただきありがとうございました

 

追記:ジェネのプラモデル第一弾『ジェネ(ステライノセントVer.)』が再販決定しました

発売から1年以上経ち、PSO2とのコラボ作品だったジェネのプラモデルの再販が決定いたしました。

価格は変わらず6000円で、発売時期は今年の2021年7月とわりと近いです。
驚いたのが再びショップ予約にて、ショップ限定特典として「特別カラー髪の毛&タンポ無し顔パーツ」が付属することですね。

公式の予約ページは下記から飛べます。外部リンクです。

縲宣剞螳夂音蜈ク莉倥″縲代ず繧ァ繝搾シ医せ繝
【ここでしか買えない限定特典付き!】「ファンタシースターオンライン2 es」のメインヒロイン「ジェネ」がプラモデルで登場!コトブキヤショップでご購入いただくと、限定特典「特別カラー髪の毛&タンポ無し顔パーツ」をプレゼント!|コトブキヤ直営オンラインショップ

 

公式のツイッターページはこちら

コラボアイテムということもあり、再販は期待していなかったのですが実現したことは素直に嬉しいですね。

追記は以上になります、ここまでお付き合いいただきありがとうございました

 

塗装や改造をするには必要な技術、プラモデルにおける”仮組み”についての解説もこちらでさせていただきました。わかりやすいよう動画も添えましたので興味があればぜひお立ち寄りください

簡単にパーツを外しやすくする仮組みの方法3選を動画で解説
「仮組み」とは、文字通りプラモデルを仮で組み上げるという意味ですが、 本来は接着剤を使用するキットの全体像を把握するために行う作業で、テープなどで簡易的に固定することを意味していました。 こうすることで組み上げた後に見つかる修正箇所や、改造、塗装などのプランを立案しやすくなります。 ただ最近のプラモデルはガンプラを始め、美少女プラモデルなど各社から出ているキットは接着剤を必要としないスナップフィットが主流になってきているので意味合いが少し変わってきます。

 

関連ページ

《レビュー》再販版 ルミティア+最新情報
本日は2022年9月にコトブキヤ様より再販された美少女プラモデル、アルカナディアシリーズの『ルミティア』をご紹介します。こちらはコトブキヤ様が展開するアルカナディアシリーズの一作目となってます。まもなく二人目の登場人物が発売され、既に第4弾まで決まっていますので最後に詳しくまとめています
《レビュー》再販版 朱羅 忍者 蒼衣 [メガミデバイス]+通常版との違い
本日は2022年10月にKOTOBUKIYA様より再販された美少女プラモデル、『朱羅 忍者 蒼衣(あすら にんじゃ あおい)』をご紹介します。 今回は再販されたものを開封しますが初登場は2018年8月です。 元々は2017年12月に発売された「朱羅 忍者」と、同じ金型を共有するリメイクキットという位置付けです。 上記の通常版との違いはカラーリングの他、ツインテールの髪型、素足パーツが新規造形となってます

コメントを書く ∗名前は省略できます