本日は2022年10月にKOTOBUKIYA様より再販された美少女プラモデル、『朱羅 忍者 蒼衣(あすら にんじゃ あおい)』をご紹介します。
今回は再販されたものを開封しますが初登場は2018年8月です。
元々は2017年12月に発売された「朱羅 忍者」と、同じ金型を共有するリメイクキットという位置付けです。
上記の通常版との違いはカラーリングの他、ツインテールの髪型、素足パーツが新規造形となってます。
2022 kotobukiya 1/1 scale construction kit,Unboxing and Review.
メガミデバイス 朱羅 忍者 蒼衣 [ASRA NINJA AOI]
製品情報
作品 メガミデバイス
価格 6,380円(税込)
発売日 2022年10月(初出:2018年8月)
スケール 1/1
サイズ 全高:約140mm
材質 PS・PE・ABS・PVC(非フタル酸)
パーツ数 201~400
メーカー 壽屋
原型制作 浅井真紀、福元徳宝、辛嶋俊一
対象年齢 15歳以上
© KOTOBUKIYA ©Masaki Apsy ©Toriwo Toriyama
「美少女×メカニック」新シリーズ『メガミデバイス』最新作!
「朱羅 忍者 蒼衣(あすら にんじゃ あおい)」!!可動美少女素体にウェポンやアーマーを装着して楽しむ組み立て式プラモデルシリーズです。
素体は浅井真紀氏による新設計素体“マシニーカ”を採用!
そして、デザイナーはNidy-2D-氏が担当!【メガミデバイスとは】
全高14cmの自立型フィギュアロボが存在し、プラモデルを楽しむように作って、改造して、戦わせることのできる“近未来のバトルホビー”を想定したプラモデルシリーズです。
可動フィギュアの第一人者、浅井真紀氏新設計素体“マシニーカ”をコアとし、キャラクター&メカニックを様々なデザイナーが手掛けてまいります。
成型色は色分けがされ、顔はタンポ印刷で塗装済み、組み立てただけでイメージに近い仕上がりになります。
3mm径のジョイント穴の採用で、シリーズ内でのパーツ互換性はもちろんのこと、すでに発売済みのコトブキヤプラモデルパーツの多くと組み合わせて遊ぶことができます。公式サイトより引用
パーツリストおよび各ランナーの材質は上記でご確認できます。
同じ金型を再利用したリメイクキットという性質上、余剰パーツも多いのでそれらも上記で確認していただければと思います。
上記は同封されている発注書です。
ただ、ご覧の通り「コピー使用不可」とありますのであくまで資料として載せております
セット内容
素体×1
装甲パーツ各種
フェイスパーツ×1(通常、照れ、マスク)
武装(手裏剣×1、クナイ×2、忍者刀×1、カタール持ち手×2)
ハンドパーツ×12セット(素体用×7、武装用×5)
デカール×1
簡易スタンド×1
予備手首ジョイント×1(※1後述)
差し替え用ネックパーツ×3(※2後述)
- ※予備の手首ジョイントはひとつですが、
ランナーEには同じ形状の余剰パーツが6セット分あるので流用が可能です。正規パーツに比べるとわずかに光沢があります。ただ、組み込むとほとんど見えなくなりますのでまったくと言っていいほど問題はありません。 - ※差し替え用ネックパーツは、
素体モード(少し短い)と武装モード(少し長い)の2パターンあります。
さらに別売りの「フレームアームズ・ガール」シリーズと互換性を得るためのパーツも同じく2パターン付属するため全部で4種あります。
アニメチックな「汗」や「怒り」のエフェクトデカールは珍しいです。
水転写デカールの貼り方については本キットの説明書にも記載されているので心配いりません。しかしある程度の技術を求められますのでご注意ください。
※レビューでは使用せず素組みでの紹介となります
各部紹介
可能な限り装甲をパージした状態です。
肌はデフォルトでつや消し処理されているので不自然な光沢がなく良好です。
また、スキンカラーは「A」です。別売りの改造キットを使用する場合などには参考にしてみてください。
素足状態の足首(通常版では靴下のような造形)、髪型の長いツインテールは新規造形となっております。
ですがオリジナルの髪型ランナーはそのまま残っているため、
上記のように通常版の髪型にすることも可能です。選択式になりますので2パターンのヘッドパーツを同時に完成状態にすることは出来ません。
このマシニーカの構想を取り込んだ素体にはシンプルかつ可動域に優れた特徴があります。
一例として、
正座が可能です。
大腿部にはロール軸も備わっているため、この状態から地面にお尻を密着させた座り方にも移行できます。
補足として、マシニーカ機構はフリー版権ではないため商品化に関しては浅井真紀氏と契約する必要があります。
現状ではメガミデバイス、チトセリウム、DarkAdventシリーズの3タイトルのみとなっております(2022時点)。
ちなみに腹部は素肌タイプ、スーツタイプからお好みのものを選べます。
後からでも変更可能ですが、ある程度パーツをバラさなければいけないため選択後は基本的に変えないものと認識した方が良いです。
私の場合は改造する予定で仮組み処理をしていた為、分解が容易となってます。
スナップフィットモデルにおける仮組みについては過去に解説しておりますので興味があれば以下を参考にしてみてください(同じウィンドウで開きますのでご注意ください)。
背中には3ミリ軸の穴がひとつのみ設けられています。
支えなしでの立位保持も可能ですが安定性は高くないため、ここではコトブキヤ様ではおなじみの簡易スタンドを使用しました。
膝の裏側には大きなへこみが見られます。
これにより正座が可能なまでの可動域を獲得しましたがその反面、見た目は犠牲となってます。
他にも、触っている最中に外れてしまうことが目立つ場合は接着して良いかと思います。その際は可動に悪影響を及ぼさないか十分に注意して行います。
パーツの差し替えによって再現可能なフルアーマーモードになります。
両腕に装着したカタールをメイン武装に、背中には忍者刀を帯刀している他、両足にはクナイを装備し手裏剣状の武器も付属します。
前提として、
素体モードを基礎にして組み替えるため素体モードと武装モードの両方を同時に完成させることは出来ません。選択式になります。
シルエットや印象は大きく変わり、各部には多くの3ミリ軸が備わっているので装甲パーツをお好みの位置に付け替えることも出来ます。また、同社より別売りの「モデリングサポートグッズ」と組み合わせても遊びの幅が広がります。
通常版との違いとしてカラーリングは明らかですが、中でもクリアパーツを使用したブレードは元々が不透明だったため大きな変更点と言えます。
写真左が曲げた状態、写真右が直立姿勢です。
二重関節により見た目以上にポージング性能は優秀です。足を伸ばした姿勢では膝アーマーがぴったりと隙間を埋めます。
また、膝下にあるリボン状の装飾は外すことができ、その下には3ミリ穴が設けられていますのでカスタマイズに使えそうです。
前述したように優秀な脚部ですが素体の可動域には及ばず上記が限界です。
背中に唯一あった3ミリ穴にはリボン状のアーマーが装着されますがアーマーにも穴がありますので支柱が使用できなくなることはありません。また、背中には「忍者刀」をマウントしておくことが出来るのですがこの刀にも穴があるので支柱は使用可能となってます。
デフォルトで両足大腿部に装備されたクナイは、クリアパーツ部分のみを外し手に握らせることが出来ます。
さらに、
両腕に装備したカタールの刃は、持ち手パーツに差し替えることが出来ます。
別売りの「朱羅 弓兵 蒼衣」の固有パーツを使用することで再現可能な状態です。公式提供のカスタマイズ例と思っていただいて相違ありません。
前述した弓兵にも侍モードが存在しますが共通のパーツを併用するため2体同時に侍モードにすることは出来ません。どちらか一方の選択式になります。
侍モードへの組み立て方は弓兵の説明書に記載されている為、下記リンク先でご参照ください
肩に装備した装甲が現存する鎧兜の大袖のようでかっこいいです。気づきにくいですが髪留めも変わっています。
忍者よりも白兵戦に特化した印象を抱かせます
武装モード、素体モードと紹介しましたが組み換えは自由自在です。
上記のように装甲と素体を好きなように混合させるだけでも遊びの幅は広がります。あるいは、戦闘によって一部アーマーを破損したシチュエーションを表現しても面白いかもしれません
おわりに
いかがでしたでしょうか?
通常版の赤黒カラーとは対照的な爽やかなカラーリングが良かったです。
今回の朱羅 忍者 蒼衣は再販されるまで高騰していましたので再生産していただいたことには感謝しかありません。最近のコトブキヤ様は転売に対する対策や配慮に力を入れているようなのでこれからも応援したいと考えてます。
触ってみて気になった点としては二つあります。
- ひとつは武装モード用の白いハンドパーツについてです。
先ほども触れましたが素材による摩擦の影響でボールジョイントが硬く感じられました。個体差もあるかと思いますが加工が必要になる場合があります。 - そして個人的な要望になりますが、全6種付属するハンドパーツに「ピースサイン」は含まれなかったのが少々残念です。
設計は4年前のものですが他社メーカーによる最新の美少女プラモデルと比較しても劣ってはいないと思います。ですがこれはプラモデルに慣れ親しんだユーザー目線での話しになります。
もしも初めて美少女プラモデルを購入したいと言う場合であれば、シンプルな形状かつ比較的新しい「創彩少女庭園」シリーズをオススメします。
レビューは以上になります。
今回ご紹介した朱羅 忍者(あすら にんじゃ)には対となる存在として朱羅 弓兵(あすら きゅうへい)が存在するのですが、こちらのリメイク版「朱羅 弓兵 蒼衣」もまもなく11月中に再販予定です。特徴としては忍者よりもおっとりとした印象を受ける子で、既に予約しておりますので時間があればご紹介したいと考えています。
投稿を完了しました(2022/11/29)
再販情報に関連する余談として、
高騰と転売がひどい状況になっていた「朱羅 九尾(税込み9,240円)」も12月に再販されます。定価で出品されている場合は確保しておいて間違いないと思います。11月現在、公式サイトでは残念ながら売り切れとなってます。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました、またの機会にお会いしましょう
追記:2023/01/07 レビューを投稿しました
《新作情報》朱羅 忍者のフィギュアが発売予定
製品情報
作品 メガミデバイス
価格 27,500円(税込)
発売日 2023年1月予定
スケール 2/1
サイズ 全高 約280mm
材質 PVC(非フタル酸)・ABS
原型制作 海鞘満
© KOTOBUKIYA ©Masaki Apsy ©Toriwo Toriyama
業界震撼!?
プラモデルシリーズの「メガミデバイス」より
Nidy-2D-氏がデザインした「朱羅 忍者」が
業界初(!?)の2/1スケールフィギュアで堂々の立体化!!公式サイトより引用
約5年もの歳月を経てフィギュアとしてまもなく登場します。
プラモデルでは可動の制約によって再現しきれなかったムチムチとしたボディラインが堪能できる仕様となってます。
コトブキヤオンラインショップで購入した場合は表情の差し替えパーツが付属しますが残念ながら現在は売り切れとなってます(2022/11時点)。もしかすると転売対策により発売日に再入荷する場合がありえますので要チェックです。
また、特典は付属しませんがamazonでも取り扱いがあるので定価未満であれば検討してみてはいかがでしょうか
メガミデバイスの改造について
朱羅シリーズのあまり公にされていない特徴としては、もっとも改造に適している素体と言えるでしょう。
理由としては個人やグループ、小規模なメーカーから改造パーツが販売されている点です。
しばらく後になってはしまいますが、早ければ年内にも改造についての投稿を予定しております。その際はこちらに追記いたしますので良かったらまたいらしてください。
追記:なかなかプラモデルに触れられる時間が取れずにいましたので、2021年2月に投稿していたページをご案内いたします。1600円程度で行えますので改造入門としてはオススメです。本格的な改造については時間が取れ次第、改めてご案内したいと考えております(2023/04)。
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